猛暑が引き起こす「森林火災」。その結果CO2が更に増え温暖化はますます加速していく

 北陸地方の大雪、西日本豪雨、連日の猛暑など、今年に入って異常気象が頻発している。実は、それは世界でも同様で、その大きな要因には「地球温暖化の進行」があった!

◆森林火災 気温上昇と乾燥で山火事発生、森林の消失は’80年代の6倍

 温暖化は豪雨を生む一方で、乾燥化する地域も生むと言われている。ここ数年、気温上昇と乾燥によって、森林火災が世界各地で相次いでいるのだ。

 今年7月23日、ギリシャのアテネ近郊マティ村などで大規模な森林火災が発生。「火炎放射器のような炎」(英BBC放送)が強風に煽られ、周辺の住宅を焼き尽くし、81人が死亡(7月26日統計)という大惨事に。北欧のスウェーデンでもほぼ全土で山火事が発生、建国史上最悪の災害となっている。

◆「温暖化で山火事が増加」米国科学者団体が憂慮

 米国カリフォルニア州では、昨年末から今年1月にかけて東京23区の約1.8倍が焼き尽くされるという大規模な山火事が発生。現地と連絡を取り合っていた映画監督の増山麗奈さんは「約20万人が避難し、周辺の町がゴーストタウン化しました。現地の知人は『山全体が燃え盛る、地獄のような光景だった。大気汚染も凄まじかった』と言っています」と語る。

 米国の科学者団体「憂慮する科学者同盟」は、「温暖化で山火事が増加した」と主張。「米国西部の山火事は’80年代半ばから’00年代にかけて増加、ほぼ4倍の頻度で発生し、6倍以上の面積を焼失させ、消火までにほぼ5倍の時間を要している」と指摘する。

 シベリア南東部でも4月に大規模な火災が発生し、その煙は日本にまで飛来。北海道や東北地方の空を覆った。

「インドネシアでも近年、毎年のように大規模森林火災が起きています」と、「ウータン・森と生活を考える会」の石崎雄一郎事務局長は言う。

「特に’15年の被害は大きく、東京都の10倍以上の森林が焼失。その森林はアブラヤシや紙パルプのための農園で、湿地の排水が行われていたうえ、森林火災が起きる前の3か月間、雨が降らずに乾燥していたのです。困ったことに、現地の土壌は泥炭を多く含み、それが燃えることで大量のCO2が発生し、温暖化をさらに加速させるという悪循環になっています」

取材・文/志葉 玲
― 地球温暖化に殺される! ―

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2018年8月15日の経済記事

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