「昭和家電」の魅力とは? 眺めているだけで時間旅行気分

「昭和家電」の魅力とは? 眺めているだけで時間旅行気分
パールビジョン 真空管テレビ
◆レトロ家電に7000万円つぎ込んだ男が語る、令和に持っていきたい昭和家電

「眺めているだけで”時間旅行”の気分に浸れるんです」

 そう嬉々として話すのは、昭和レトロ家電に魅了された「昭和ハウス」代表の冨永潤氏。これまでにコレクションした数は1万点以上、投資額は7000万円にも上る。そんな冨永氏が新時代に残したい昭和家電ベスト5とは?

「第1位は、昭和32年製造の真空管テレビ『パールビジョン』。DVDプレーヤーに繋いでカラー映画を観ると、強制的にモノクロになって画像も粗くなるんです。現代の作品が当時にタイムスリップしたような違和感が面白いですね」

 続いて2位、昭和35年頃に作られた分割内鍋。いわゆる”時短”を狙った調理器具だ。

◆調理時間の違いなんてお構いなし!

東芝の電気釜の付属品です。1つの鍋で同時に3つの料理をという発想は斬新ですが、調理時間がそれぞれ違うのだから試験段階でボツになってもいいはず。なのに、お構いなしに商品化。その時代の持つエネルギーにシビれます」

 昭和15年製造の電気蓄音機(第3位)から流れる音には、焚き火のパチパチ音に近いノイズが入るが「その未完な音が心地いい」と語る。

◆昔からゆで卵にはこだわりのある人がいた

「東芝の自動式ゆで玉子器は、卵をゆでるのではなく”蒸して”作ります。その発想自体が目から鱗ですし、当時にもゆで卵にこだわりを持っている人がいたのかと想像すると口元が緩みます。また、昭和30年頃のラジオは現代の電波を受信し、そのまま今の番組を楽しめます」

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