自民党・尾立源幸候補に向けられた「一大産業なのにマイノリティ」なパチンコ業界の期待と不安

自民党・尾立源幸候補に向けられた「一大産業なのにマイノリティ」なパチンコ業界の期待と不安
おだち源幸候補のTwitterより
       
◆パチンコ業界の期待を一身に背負う自民党・尾立源幸候補

 昭和通りを挟んだアメ横の反対側、東京都台東区東上野は、通称「パチンコ村」と呼ばれている。パチンコメーカーや関連販売商社、パチンコホール企業事務所や業界組合団体事務所が軒を連ねているからだ。

 7月16日。長い梅雨の冷たい小雨が降りしきるなか、第25回参議院議員選挙に自民党の全国比例区で立候補している尾立源幸氏は、パチンコ村の「メインストリート」で自身の支持を呼び掛けた。その遊説を見守るのは、パチンコ村に勤める業界関係者たち。割れんばかりの拍手。交わされる熱い握手。尾立氏の目には熱いものがこみ上げていたという。

◆尾立候補に当選の目はありや?

 本当に尾立源幸氏は当選する事が出来るのか。

 パチンコ業界が、その70年の歴史で、国会に族議員を送り出そうとするのは初めての事である。5月17日、おだち源幸遊技産業後援会が催した「おだち源幸君を励ます集い」には約700名の業界関係者が集まり、尾立氏を応援する意思を公に表明した。あれから2カ月、参議院選挙の投票日を前に、業界関係者はその結果を、固唾をのんで見守っている。

 パチンコ業界関係者は約26万人。全国のパチンコ遊技者は900万人。どれだけの票を集める事が出来るのか。注目されたのは、パチンコ業界が一丸となれるのかという事であった。

 そもそもパチンコ業界が、政治活動を活発化させ、族議員に輩出に向け大きく舵を切ったきっかけは、政府が推進するギャンブル等依存症対策に端を発する行政の過度や抑制である。エビデンスのない射幸性の抑制と、それに伴う規則等の改正は、一気にパチンコ業界を苦境に追い込んだ。だからパチンコ業界は政治を頼るしかなかった。その決断が、たとえパチンコ業界を主管する警察庁の怒りを買う事になろうとも。

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2019年7月20日の経済記事

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