日韓関係悪化で、観光客激減。窮地に追い込まれる対馬、そして九州経済

日韓関係悪化で、観光客激減。窮地に追い込まれる対馬、そして九州経済
ハングルの歓迎横断幕が掲げられた対馬の日本観光物産館
 1965年の国交正常化以降、最悪といわれるまで悪化している日韓関係。安倍政権も文政権も双方とも振り上げた拳を下ろせないままに解決の糸口は見えてない。出口の見えない争いで、韓国と海を挟んで対岸に位置する九州は、経済がどん底の状態に追いやられている。

◆韓国人にとって「近くて遠い外国旅行先」の対馬

「え、日本人? なにをしに来たんですか?」

 昨年11月、取材の途中で立ち寄った土産物屋で店員に「アンニョンハセヨ」と話しかけられた挙げ句に驚いた顔をされたことがある。長崎県対馬市の比田勝港での出来事だ。

 釜山とは海を挟んで一時間あまり。天気のよい日には高台に登れば朝鮮半島も見える国境の町は押し寄せる韓国人観光客で栄えていた。比田勝港のある旧上対馬町は人口約5000人あまり。そんな小さな町が対岸からやってくる韓国人観光客によって繁盛していることはひと目でわかった。

 韓国人観光客の増加を受けて新築された客船ターミナルには日韓の船会社の窓口が並ぶ。

 ターミナルの向かいにある商店で目立つ文字はすべてハングル。町のあちこちににもハングルを掲げた店ばかりが目立つ。ターミナルの前の広い駐車場には10台近くの観光バスが並びやってくる観光客を待ち構えている。なにより、まだ日本のはずなのに道を歩いている人は韓国人しかいない。それだけ「安くて近い外国」である対馬は韓国人にとって魅力的な観光地だった。

 前述の、筆者に驚いた店員になにが売れているのかと聞けば「最近は蒟蒻畑ですね」と、ホクホク顔だった。好景気を受けて韓国資本の店も増えていることに、観光業の恩恵のない地元民には顔をしかめる人もいたが、日本人でも訪れる人の少ない過疎の島は潤っているようであった。

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