選挙協力、ヤジの排除……政治との結びつきを強める、公安と内閣情報調査室<日本の情報機関の政治化1>

 にもかかわらず、警察および情報機関と現政権が特に接近しているとほぼ確実に判断できる事例が頻発したのも、確かだろう。次の3つの事件は、読者の皆様の記憶にも新しいのではないか。

◆1.内閣情報調査室による選挙への関与

 まず、日本の有力な情報機関である、内閣情報調査室は、衆議院議員選挙や自民党総裁選において、首相の安倍晋三氏を支えるために積極的に活動した。

 朝日新聞によると、内閣情報調査室のある者は、首相の街頭演説のために、それぞれの選挙区について報告書を作成する中で、「我々は政府職員。自民党スタッフではない」と疑問を持ったことがあるという。しかし、これまでの政権でも、内閣情報調査室は選挙関連情報の収集を行っていたと知って、「首相と総裁を明確には区別できない」と割り切り、上司の指示に従っている(朝日新聞2018年7月27日 (自民党総裁選2018 安倍政権の実像:下) 政府も党も、進む「私的機関」化、2019年8月14日アクセス確認)。

 ある雑誌記事によれば、総裁選挙にあたって地方党員票を獲得するために地方行脚に出た石破茂氏の行き先を官邸はあらかじめ把握していて、石破氏が会う人を「割り出してこっそり官邸に招き、先回りして首相自ら乗り込み、ビデオメッセージ」を送って、「石破氏支持の芽を細かく潰している」という(「安倍官邸「諜報・盗聴」の怖すぎる実力」『選択』2019年9月号53頁)。

◆2.参議院選挙におけるヤジを行ったものに対する強制排除事件

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2019年10月29日の経済記事

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