奇妙できな臭い関西生コンへの弾圧事件。労働問題なのにマル暴が前面に出ることの意味とは

奇妙できな臭い関西生コンへの弾圧事件。労働問題なのにマル暴が前面に出ることの意味とは
提供:全日本建設運輸連帯労働組合
 述べ89人が逮捕され、武健一委員長、湯川裕司副委員長は2年続けて拘置所での年越しという事態になっている関西生コン(全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部)への弾圧事件。

 本サイトを含めメディアでも報じられている事件だが、なぜここまで関西生コンが狙われているのか。マル暴までも捜査に加わり、まるで「反社会的勢力」のように労働組合とその運動が取り上げられる理由はなにか。全国コミュニティ・ユニオン連合会(JCUF・全国ユニオン)会長、東京管理職ユニオン執行委員長で「中高年社員があぶない」(小学館101新書)などの著書がある鈴木剛氏に話を聞いた。

◆ストライキやコンプライアンス活動への弾圧

 関西生コンの組合員に対する今回の一連の逮捕劇は、2018年7月に大和ハウス工業の子会社であるゼネコン・フジタによる倉庫建設工事をめぐり、湖東生コン協同組合から生コンクリートを購入するように申し入れたことが恐喝未遂とされたことに端を発する。このとき捜査に当たった滋賀県警の組織犯罪対策課は、協同組合に加入する業者の理事までをも逮捕した。さらには関西生コンの組合員によるコンプライアンス活動(法令順守を申し入れる活動)をもまた恐喝未遂としたのである。

 また、セメント・生コン輸送の運賃引き上げを求めて近畿一帯で行われた2017年12月のストライキで、組合員が大阪府警に威力業務妨害容疑で逮捕されるなど、18件の逮捕事件が起こっている。京都府の加茂生コン事件では、継続して働いていた日雇いの運転手の正社員化を求めたことが強要未遂、恐喝未遂に当たるとして、組合役員、組合員ら5人、生コン業者団体の理事長ら2名が逮捕された。この事件では昨年12月に大阪府労働委員会が会社側の不当労働行為(団交を拒否したことなど)を認め、組合の勝利命令を下している。

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2020年2月1日の経済記事

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