日本を知る外国人が指摘する、「日本で感染症が広がりやすい」と思えるワケ

◆休まない企業風土がパンデミックに繋がる!

3.微熱や咳程度で休まない

 今回話をしたジャーナリストたちが「日本人の最も改善すべき点」としたのが、「病気をしても休まない働き方」だった。

 体調不良を押してまで出社することを「美徳」とすら捉える日本の感覚は、そろそろ本気で直した方がいい。

 今回感染が確認されたNTTデータの協力会社社員である20代の男性は、発熱後に肺炎と診断されて入院するまでの数日間、東京都内の勤務先まで電車で通勤。また別の感染者も、せきや発熱の症状が出た後に新幹線で出張している。

 政府はこのほど「風邪症状なら学校・会社休んで」と呼びかけたが、学校はともかく仕事になれば恐らくそう簡単には休まない・休めないのが日本の“働き方”の現状だ。
 実際、共同通信によると、2月上旬に取った民間アンケートでは実に83%の人たちが「体調不良でも出社する」と回答している。

◆成果よりも「皆勤」や「協調性」を重んじる精神

 一方、2019年4月から順次施行されている「働き方改革関連法」には、働く時間や場所にとらわれない「テレワーク」の推進が盛り込まれているが、現状は多くの企業で上手く活用されているようには思えない。
 それには、労務管理やセキュリティ上の問題以上に、個人的に日本には「成果」よりも「皆勤」をよしとする風潮や、「協調性」、「同調性」といった“過度なワンチーム精神”が根強くあるのが一因だと感じる。

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2020年2月23日の経済記事

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