東京電力グループ企業で新型コロナ感染者が初確認から思う、福島第一原発の廃炉現場の将来

東京電力グループ企業で新型コロナ感染者が初確認から思う、福島第一原発の廃炉現場の将来
写真/東京電力
◆ 東京電力で初めて新型コロナ感染者が確認される

 2020年4月7日、東京電力ホールディングス株式会社は、東京都内の事業所の社員から新型コロナウイルス感染者が1名確認されたことを発表した。

 周知の通り、東京電力は東日本大震災直後に起こした福島第一原発事故の後処理、すなわち廃炉作業に膨大な量のマンパワーを投入している。楽観的に見積もっても何十年とかかるとされる、先の見えぬ廃炉作業に、同じく先の見えぬ新型コロナ災害が重なったとき、はたしてどのような将来が待っているのか。

 その姿は筆者の想像力を遥かに絶している。

 東京電力が公表した資料によれば、新型コロナに感染したことが確認されたのは「東京都品川区内の事業所に勤務している東京電力パワーグリッドの社員」とされる。事業所の名前はまだ公表されていない。東京電力パワーグリッドというのは送配電を担う部署であり、東京電力ホールディングス株式会社グループを構成する5つの株式会社の1つだ。

 また、感染が確認された社員は3月31日まで出社しており、翌日の4月1日には事業所が「職務スペースの消毒を改めて実施」したとされる。ここで「改めて」が挿入されているのは、東京電力社内ではこれより前から新型コロナ対策が取られていたためだ。その対策の内容については上記したプレスリリースを参考にしてほしい。

◆東京電力と福島第一原発の廃炉現場の今後は?

 さて、はたして東京電力からの感染者はこの1名だけで終わるだろうか?

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