なかでも株高を強力にけん引しているのが、いわゆる「GAFAM」(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン、マイクロソフト)。あっという間にコロナ前の株価水準を回復し、さらに高値を更新する動きも見せ、まさにコロナ禍の勝ち組といえる。
11月には大統領選が控えており、再選を狙うトランプ大統領が強力な経済対策を打ち出してくることも考えられる。過去の暴落局面でも米国株は世界に先駆けて値を戻しており、その回復力は折り紙付きと言えそうだ。
◆やっぱりアメリカ株が強い5つの理由
1.プラットフォーマーとして世界を席巻
マイクロソフト、アマゾン、グーグルなど、米国だけでなく世界経済をリードするプラットフォーム企業が誕生している
2.9.11やリーマンも乗り越えた回復力
世界同時多発テロやITバブル崩壊、リーマンショックの暴落からも、比較的短期で回復している実績が強みだ
3.株主還元を重視する企業が多い
増配や自社株買いといった株主還元を重視する企業が多いことも特徴。何十年も連続増配する企業もゴロゴロある
4.大規模な金融緩和策が下支えに
中央銀行であるFRBがコロナ対策としてゼロ金利を復活、さらに国債も無制限に買い入れる大規模な金融緩和を実施中
5.再選を狙うトランプの強力な株価対策