西之島「新たなマグマ活動の可能性」11月以来 5カ月ぶりに噴気を確認 海保

 昨年11月以降、火口からの噴気が見られなくなっていた小笠原諸島の西之島で、新たに白い噴気が噴出しているのが海上保安庁の観測で確認された。


 海保は今月14日、羽田航空基地所属の航空機「MA725みずなぎ」で、西之島の上空を観測。あいにく天候が悪く、陸地の正確な形状を計測することはできなかったが、目視では目立った変化は認められなかった。


 しかし、昨年11月の爆発的噴火を最後に、噴気が出ることがなくなっていた火口周辺からは、再び白い噴気が上昇しているのが確認された。観測時は、新たな溶岩流の流出はなかったが、熱赤外線画像の撮影では、地表に高温領域が点在しているのがわかった。


 また海岸沿いには、幅200~300メートルにわたって、海水が青白く変色した水域が広がっているのも観測された。


 同行した東京工業大学火山流体研究センターの野上健治教授は「今年1月以降、熱活動が衰退していたが、今回の噴気活動の再開で、新たなマグマ上昇が始まった可能性がある」とコメントしている。


 海保は、「西之島の火山活動は継続していて、今後も噴火による影響が及ぶおそれがある」として、周囲を航行する船舶に対し、火口から半径1.5キロの範囲では引き続き警戒するよう呼びかけている。


 西之島は現在、東西、南北共に長さ約1.9キロ、面積は約2.64平方キロで、地中海沿岸のモナコ共和国の国土面積より1.3倍大きい。

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