傷ついても元通り!クリア長持ちのくもり止め技術 メガネやガラスへの活用

傷ついても元通り!クリア長持ちのくもり止め技術 メガネやガラスへの活用
メガネやガラス、鏡のくもりが解消される日が近い?(画像はイメージ/撮影:しゅあ/提供:AC)

 メガネやゴーグル、しつこい水アカがついた浴室の鏡や車のガラスの曇りには誰もが悩まされているが、産業技術総合研究所の研究グループは、傷がついても元に戻る自己修復性と、水滴がつきにくく曇らない透明の膜をコーティングする技術を開発した。


 ガラスやプラスチックの表面についた水滴で生じる曇りを防ぐためには、特殊なコーティング材を塗布することで、表面に超親水性を与え、汚れをつきにくくする表面処理技術が一般的。


 しかし、こういった技術は、塗布プロセスが複雑なため、広い面積には向いておらず、表面の形状が複雑な場合は、表面の膜の耐久性が弱く、一度衝撃を受けると、くもり止め効果が無くなってしまう。


 産総研・材料表界面グループの穂積篤研究グループ長らは、水溶性ポリマーで汚れ防止剤などに使われるPVP(ポリビニルピロリドン)と、素材の接着性を高めるようにした特殊な粘土粒子(AMP-ナノクレイ)などを成分にしたゲルを皮膜としてコーティングする技術を開発。


 この皮膜は、さまざまな材料の表面に簡単にコーティングすることができ、水滴による光の散乱や曇りを防ぐことができる。


 この皮膜をシリコン基盤に塗って、表面を外科用メスで傷つけて、80%近い湿度の環境に置いたところ、24時間後にはキズの修復が始まり、さらに48時間が経過するとキズが完全に消えることが確認された。


 開発グループによると、これはキズが空気中の水分を吸収して膨張し、皮膜に含まれる成分が水素結合して膜が再生すると考えられており、現時点では0.02~0.03ミリ程度の微小なキズなら自己修復できることが確認されている。


 開発チームは今後、安全性の確認を進め、自己修復時間の短縮化や量産化に向けて技術を改善し、企業と連携して3年以内に実用化を目指すとしている。

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2016年10月12日の社会記事

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