お腹の赤ちゃん キックが子宮を突き破る!? 驚きのMRI画像

お腹の赤ちゃん キックが子宮を突き破る!? 驚きのMRI画像
お腹の中でキックしたように見える赤ちゃん。子宮壁が破れて、裂け目から羊膜嚢がはみ出ている(Pierre-Emmanuel Bouet/Centre Hospitalier Universitaire d’Angers)

 妊娠22週目のお母さんのお腹の中で、胎児の足が子宮壁を突き破るハプニングがフランスで報告された。羊水が子宮外に流れ出す危険な状態だったにもかかわらず、妊婦は検診を受けるまで異変に気づかなかったという。


 仏アンジェ大学病院の産婦人科医ピエール・エマニュエル・ブーエ氏が、国際医学誌「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に発表した論文によると、子宮破裂寸前の危険があったのは33歳のフランス人女性。


 妊娠22週目に定期検診を受けに病院を訪れた際、超音波検査を行った医師が妊婦の異変に気づいた。MRI検査で妊婦の体内の状態を撮影したところ、子宮壁にできた2.5センチほどの裂け目から、長さ19センチ、幅12センチほどの羊膜嚢の一部がはみ出ているのがわかった。


 羊膜嚢は、子宮の中にある胎児を保護する袋で、中は羊水で満たされている。MRI画像では赤ちゃんの足が羊膜嚢を突き破って、羊膜嚢ごと子宮壁をはみ出して見えるが、妊婦に痛みなどの自覚症状はなく、歩いて診察台に登ったというから驚きだ。


 この女性、妊娠6度目のベテランママだったが、これまでの5回はすべて帝王切開で出産。そのため子宮壁が弱くなっていて、圧力がかかると、破れやすくなっていたという。


「羊水が入った羊膜嚢が破裂する危険性があれば、帝王切開に踏み切ることも考えましたが、妊娠6カ月の早産では赤ちゃんの生存確率が低くなります。そこで赤ちゃんの心拍を確認し、経過を慎重に観察しながら妊娠を継続することを決めました」とブーエ医師。


 しかし、その2カ月後の妊娠30週目で、子宮壁の裂け目が5センチに広がって、羊膜嚢がさらに突き出しているのを確認したことから、緊急の帝王切開を決行。その結果、体重1385グラムの健康な男の子が生まれた。同時に子宮壁の縫合手を受けた女性は、わずか5日後に退院。出産から半年経った現在は、母子ともに健康に過ごしているという。


 赤ちゃんの足が子宮壁を突き破ったケースは、世界でも珍しく、これまでに26件しか報告されていない。

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