真あじの刺し身でアニサキス症 胃の内視鏡検査で発見 宮城県

真あじの刺し身でアニサキス症 胃の内視鏡検査で発見 宮城県
胃の粘膜に潜入するアニサキスを内視鏡の先端に取り付けた鉗子で摘出するようす(撮影:立川相互病院消化内科 浦崎裕二医師/厚労省)

 今月11日、宮城県富谷市のスーパーマーケットで真あじの刺身を買って自宅で食べた男性が、腹痛を起こして病院を受診した結果、胃の中から寄生虫のアニサキスが見つかった。塩釜保健所は刺し身が原因の食中毒だとして、同店を1日間の営業停止処分とした。



 アニサキスによる食中毒が発生したのは、富谷市大清水のスーパー「ビッグハウス富谷店」。



 塩釜保健所黒川支所によると、今月11日に同店で真あじの刺し身を買って夕食に食べた36歳の男性が、翌朝から腹痛を訴え、今月13日に医療機関を受診した結果、内視鏡検査で胃の中からアニサキスが見つかった。

胃腸炎の発症には時間差がある

 アニサキスは体長1~3センチ。半透明で幼虫のころは、サバやスルメイカ、サケなどの魚の内臓の表面や筋肉に寄生し、それを食べたクジラやイルカなどの海洋哺乳類の体内で成虫になる。アニサキスが寄生した魚介類を生や半生で食べると、ヒトの胃や腸壁に侵入し、胃腸炎を起こす原因となる。



 この男性が発症した胃アニサキス症は、食べてから12時間以内に発症することが多く、胃に差し込むような激痛が続き、吐き気や嘔吐を伴う場合がある。一方、腸アニサキス症は、発症まで数日かかることもある。



 今回のように、生食用のアジやイカ、イワシ、サンマ、ヒラメ、サバが原因となる。酢漬けでは死滅せず、酢漬けや醤油漬けが原因になる場合もある。予防には60℃で1分以上加熱することが一番だが、生食する場合は、新鮮なものを選び、すぐに内臓を除去して低温で保存すること。

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