アジア最大の恐竜の巣!モンゴル・ゴビ砂漠で発見「卵もたくさん」北大など

アジア最大の恐竜の巣!モンゴル・ゴビ砂漠で発見「卵もたくさん」北大など
モンゴル・ゴビ砂漠の発掘現場(北海道大・筑波大ほか)

 


 北海道大学筑波大学などのチームは、モンゴル・ゴビ砂漠で5回にわたる発掘調査の結果、少なくとも15の恐竜の巣の化石を発見した。アジアで見つかった恐竜の集団営巣跡としては最大規模で、恐竜が鳥類に進化した過程を知る手がかりになるという。



 アホウドリやカモメ、ペンギンなどの鳥類は、集団営巣する習性がある。鳥は親が抱卵することで外敵から卵を守っているが、これまでの研究で、恐竜は抱卵しなかったことが判明している。

テリジノサウルス類の卵化石も

 北大総合博物館の小林快次教授や筑波大学、兵庫県立人と自然の博物館らのチームは2011年夏、海外の研究者と協力して、モンゴル・ゴビ砂漠東部に位置する約8600~7200万年前の白亜紀後期の地層「ジャブラント層」で調査を実施。2018年まで計5回の発掘調査を続けた結果、約300平方メートルの範囲で少なくとも15の巣の化石を発見した。



 巣の中には、直径13センチの球状の卵の化石が3~30個見つかっており、殻の特徴から二足歩行していた獣脚類「テリジノサウルス類」が産んだものだと推測されている。

営巣成功率が高い

 テリジノサウルス類は、馬のような頭に長い首をもち、前脚に鎌のような鋭い爪が備わった体長2~10メートルの恐竜で、これまでにも中国やモンゴルで卵や巣の化石が見つかっている。



 今回見つかった卵の殻には、呼吸ができるように微細な穴がたくさんあいていることから、ワニのように巣の中に埋めて地面の熱で温めていたものと考えられる。


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