病院食で12人がサルモネラ菌による集団食中毒 1人死亡 滋賀県

病院食で12人がサルモネラ菌による集団食中毒 1人死亡 滋賀県
サルモネラ菌の電子顕微鏡写真(CDC)

 滋賀県西部の高島市にある病院で今月17日、昼食を食べた入院患者ら94人のうち、24歳から95歳までの12人が食中毒を起こし、1人が死亡したと滋賀県が発表した。患者2人の便からは、サルモネラ菌が検出しているという。



 滋賀県健康医療福祉部によると、集団食中毒が発生したのは、高島市マキノ町のマキノ病院。



 今月25日、同病院から「20日から入院患者数名が発熱、下痢の症状を訴えている。便からサルモネラ菌を検出した」という連絡を受けた高島保健所が調べた結果、今月17日に病院内の給食施設で作った昼食を食べた入院患者、病院職員、給食従事者合わせて94人のうち、24歳から95歳までの男女12人が発症、うち92歳の男性1人が死亡していることが判明。



 保健所は大阪市の給食サービス業「東住吉マルタマフーズ」が提供した食事が原因の食中毒だと断定し、同施設を31日から来月1日までの営業停止処分とした。



 感染者は死亡した1人をのぞいて全員快方に向かっているが、市は死因と食中毒の因果関係は不明としている。



 サルモネラ菌は、鳥や豚、牛などの腸内や、河川や下水など自然界に広く存在する病原菌で、汚染された食品を食べると、通常8~48時間の潜伏期間を経て発症するが、最近では3~4日後の発症も珍しくない。健康な成人では症状が胃腸炎にとどまるが、抵抗力の弱い子供や高齢者の場合は、重症化しやすく、意識障害やけいれん、菌血症などと起こす場合もある。

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