比ルソン島 首都近郊タール火山が43年ぶりに噴火 噴煙1万5000m(動画)

比ルソン島 首都近郊タール火山が43年ぶりに噴火 噴煙1万5000m(動画)
マニラ便の飛行機の中から噴煙を目撃したトム・ハミルトンさんが撮影(@TomEHamilton)

 日本時間12日昼ごろ、ルソン島南部のタール火山が爆発し、噴煙が上空1万~1万5000メートルに到達した。



 フィリピン火山地震研究所(PHIVOLCS)はさらに激しい爆発が発生して、中央火口から半径14キロ範囲では火砕流に巻き込まれるおそれがあるとして、警戒レベルを5段階中、危険度が2番目に高い「4」に引き上げ、付近住民に避難準備を呼びかけている。

首都マニラから50km

 タール山は首都マニラの南50キロに位置する古い火口湖であるタール湖に浮かぶ火山島で、標高は311メートル。歴史に残る最も古い火山活動は16世紀にさかのぼるが、近年では1911年1月の大爆発で1300人以上と700頭以上の家畜が爆風に飲まれて死亡し、島の高さが大きく変わった。






その後、1965年から1977年にかけてたびたび歴史的爆発を起こし、数多くが犠牲になっているが、1977年の水蒸気噴火を最後に、噴火は起きていない。



PHIVOLCSによると12日は噴火が起こる前から火山性地震が断続的に続き、タール湖の北と南の岸の街ではマグニチュード3.9とM2.5の地震を観測。






現地時間午前11時ごろから始まった噴火では噴煙の高さが最大1万5000メートルに達し、マニラの北のケソン市まで火山灰が降った。PHIVOLCSは、水蒸気噴火の可能性が高いとしているが、今後、爆発的噴火が発生した場合、中央火口から半径14キロ範囲は火砕流や火山性の津波が起こるおそれがあるとしている。



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