新型肺炎「血液提供を!」治った患者の血漿が治療に役立つ可能性 中国

新型肺炎「血液提供を!」治った患者の血漿が治療に役立つ可能性 中国
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(NIAID-RML)

 16日現在、中国では新型コロナウイルスの感染者が7万人を超え、このうち1770人が死亡、1万840人の患者が治癒した。こうしたなか中国国営企業「バイオテック・グループ(CNBG)」は、「回復した患者から採取した血液成分を別の重症患者の治療に使ったところ、24時間以内に症状が軽減した」と発表し、回復患者に対し血漿の提供を呼びかけた。



 発表によると同社は先月20日、武漢市で回復した患者から血漿を採取するための特別チームを立ち上げ、今月8日、同市江夏区の医療機関に入院している3人の重症患者の治療に使った結果、12~24時間以内に炎症が軽減し、血液中の酸素量(血中酸素飽和度)が増えて、ウイルス量が減少した。現在10人の重症患者がこの治療を受けている。



 同社は「新型コロナウイルス肺炎から回復した患者の血液には、ウイルスに対する免疫抗体を持っている」と声明を発表した。



 抗体とは、体内に侵入したウイルスや細菌と結合して、異物を排除するように働く免疫グロブリンというタンパク質で、抗体を増やすには時間がかかる。



 武漢血液センターの専門家で金銀譚医院の張定宇院長は、同グループの抗体治療が重症患者の治療に役立ち、致死率の低下につながるとして、回復患者に血漿の提供を呼びかけているが、一方で米国の専門家らは「免疫治療は理論的には良いアイディアだが、安全性を確認する過程をすっ飛ばしている」と懸念を示している。

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