ハワイのキラウェア火山 溶岩流が住宅地へ迫る!

 ハワイのキラウェア火山から流れ出た溶岩が、住宅地や幹線道路に向かって進み続けていて、住民8500人が孤立状態になるおそれがあるとして、地元当局は非常事態宣言を発表した。


 アメリカ地質研究所(USGS)ハワイ観測所によると、今年6月27日にキラウェア火山から北に向かって流れ出した溶岩は、3カ月過ぎた現在も温度を保ちながら、カオヘ・ホームステッド住宅地に向かって進んでいる。


 溶岩流は、全長17キロ。1日あたり約290メートルずつ進んでいて、今月15日には住宅地の手前の幹線道路へ迫ってきていることから、道路が分断されると、8500人の住民が孤立状態になるおそれがある。このため、ハワイ郡のビリー・ケノイ知事は非常事態宣言を発表し、住民に対して、速やかに避難できるよう準備を指示した。


 3カ月の間、現地の調査チームは、人工衛星や飛行機を使って周辺地域の地形を書き起こし、溶岩の通り道についてコンピューターでシミュレーションを続けてきた。これまでに発見されていない溝などがあれば溶岩流が流れ込んで方向を変える可能性があるほか、空き地が緩衝材の役割を果たすことにも期待が寄せられるが、溶岩流の進行はほぼ予測不可能として、引き続き観測が続けられている。

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