スーツ離れが囁かれる中でも、富裕層から人気が高い銀座の高級テーラーの「ふるさと納税お仕立券」が注目を集めている。

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■老舗縫製工場×銀座の高級テーラー

10月25日集計の「ふるさとチョイス」千葉県・ファッション・服部門で、創業90年を超える千葉県九十九里町の老舗縫製工場「アトリエフォルム」が提供する、銀座の高級テーラー「ザ・クロークルームオーダーお仕立券」が人気ランキングで1位を獲得した。

銀座の高級テーラーと九十九里町の老舗縫製工場のふるさと納税が大注目

■セレブ御用達の高級オーダーサロン

銀座のテーラー「ザ・クロークルーム」は、富裕層に人気の隠れ家的オーダーサロン。日本製に拘った高い品質とスタイリッシュで美しいシルエットが経営者や芸能人、スポーツ選手などから高い支持を集めている。

銀座の高級テーラーと九十九里町の老舗縫製工場のふるさと納税が大注目

銀座の高級テーラーと九十九里町の老舗縫製工場のふるさと納税が大注目

そんな高級オーダーサロンが、九十九里町の老舗縫製工場とふるさと納税で高級オーダーを仕立てられる「ふるさと納税お仕立券」は今年からスタートした。

ふるさと納税の寄付金額に応じて高級オーダーメイドを仕立てられる取り組みで、スーツに限らずカジュアルなジャケットやニットジャケット、チノパンやMA-1までオーダーメイドで仕立てることができる。「ザ・クロークルーム」のきめ細やかなサービスが、他人と違ったサービスや物を求める富裕層の需要とマッチし大きな反響を呼んでいる。

銀座の高級テーラーと九十九里町の老舗縫製工場のふるさと納税が大注目

代表でありディレクターの島田正史氏

■老舗縫製工場がコロナ禍を乗り越えるために

コロナ禍がアパレル産業に与えたダメージは大きく、産業を支えてきた日本国内の生産背景、縫製工場も非常に大きな影響を受けている。

特に長年品質に拘って紳士服を仕立ててきた高い技術を持つ工場は、ニューノーマルで働き方が大きく転換する中で避けようのない転換期を迎えている。

そんな中で縫製工場が地場産業として培った技術や雇用を守り操業を続けていくためには、縫製工場としての魅力を直接消費者にアピールする必要があると考えた。

ふるさと納税はその行政地区の企業として地域の魅力、製品の魅力を消費者にPRできる場として最適な仕組みと捉え、今回の取り組みを開始した。

アトリエフォルムは、有名ブランドの服を生産するだけでなく、有名テーマパークの衣装やドラマや映画の衣装も制作している。今後は、その経験を活かして、縫製工場でつくる本気の「〇〇服」など、普通には手に入らない服を特別に仕立てるようなことも提案していきたいと考えているそうだ。

銀座の高級テーラーと九十九里町の老舗縫製工場のふるさと納税が大注目

コロナ禍によるニューノーマルの推進で、多くの産業がビジネスモデルの変革を求められている。

逆風の中でも、前向きに新たな展開に取り組む「アトリエフォルム」には、これからも注目していきたい。

The Cloakroom
ザ・クロークルーム

所在地:東京都中央区銀座7-10-5 ランディック第3銀座ビル5階
公式サイト:https://thecloakroom.tokyo

アトリエフォルム

所在地:千葉県山武郡九十九里町田中荒生185
ふるさと納税紹介ページ:https://thecloakroom.tokyo/products/order-tailoring-tickets

(冨田格)