90年代から00年代にかけてベルトーネグループのデザイン部門を統括する立場となったロベルト・ピアッティが独立して、新たなデザインスタジオ「トリノ・デザイン」を立ち上げたのは2006年のことだった。

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ベルトーネといえばジョルジェット・ジウジアーロやマルチェロ・ガンディーニが在籍し、ランチア・ストラトス、フィアット・X1/9、フェラーリ・ディー ノ308GT4にランボルギーニ・カウンタック/ミウラなどのスタイリングを担当してきたイタリアデザイン界の名門の1つ。

そのDNAを受け継ぐトリノ・ デザインが、クライアントの要望に合わせたものではなく、独自の視点で新たなスーパーカー像を示してきた。

現在公式サイトで公開されているのは、あくまでデザインスケッチに過ぎない。しかし彼らは6月11日~14日に開催される「Parco Valentino – Salone & Gran Premio」に出展すると伝えられている。

「トリノ・デザイン」が提案する新世代のスーパーカーの姿がこれだ

古きも新しきも問わず、世界の宝として認められた名車が集うモーターフェスティバルでトリノ・デザインが描いた新しいスーパーカーがワールドプレミアを迎えるという。

「トリノ・デザイン」が提案する新世代のスーパーカーの姿がこれだ
車幅2,000mm、全長4,400mm、全高1,200mm。800hpのV12エンジンを搭載するこのモデルのフレームはカーボンファイバー。
イタリアカーデザインの魂を表現するに値するモデルとなるのではないだろうか。

(武者 良太)

TORINO DESIGN | The new company for car and industrial design.