1979年創業の老舗レザーブランド「BROOKLYN MUSEUM」と、京都の世界文化遺産「仁和寺」によるカプセルコレクションが10月24日(金)にローンチされる。

今回のコラボレーションは、日本が誇る伝統と現代のクラフツマンシップを融合させた特別な試みであり、文化とファッションが交差する貴重な機会となる。

「強さ」と「柔らかさ」を象徴するコラボレーション

1200年以上の歴史を刻む仁和寺は、戦乱や火災を乗り越えて復興を遂げてきた不屈の象徴であると同時に、皇族が住職を務めたことで宮廷文化を受け継いだ格式高い寺院。

その精神と美意識に、BROOKLYN MUSEUMが持つ革工芸の技術が重なり合い、今回のコレクションが実現した。

テーマは「Touch the History – 流れゆく時間と共に」。時を経て深みを増すレザーの魅力と、千年を超える歴史を持つ寺院の伝統とが重なり合い、「御朱印カバー」や「お守りカバー」「参拝マルチサコッシュ」など6型のラインナップとして形になった。

日本の伝統技法が宿る、柿渋染めとヤマトレザー

コレクションには、日本の自然と手仕事を象徴する素材が用いられている。和歌山の職人が一枚ずつ刷毛で塗り重ね、天日干しで仕上げた柿渋染めのレザーは、太陽の光を浴びて唯一無二の濃淡を生み出す。

化学的な処理を排し、経年変化とともに深みを増す“ジャパンブラウン”が、使うほどに独自の表情を見せる。

柿渋染め

一方で、BROOKLYN MUSEUMが誇るオリジナルの「ヤマトレザー」は、和牛の原皮から製品化までをすべて日本国内で完結させた逸品。

タンニン鞣しや「本染め」、さらには数回にわたる「ツキ」の作業によって、なめらかな肌目と奥行きある色合いを実現している。

ヤマトレザー グリーン

伝統を纏うプロダクトの数々

展開されるアイテムは前述の通り、参拝に適したサコッシュや、御朱印帳やお守りを収めるための専用カバー、さらには日常使いしやすいマルチケースまで幅広い。素材と手仕事が織りなす仕上がりは、いずれも時間と共に価値を深めるというテーマを体現するものだ。

一部アイテムは限定販売も予定されており、そごう横浜店では11月18日(火)から24日(月・祝)までの期間限定でポップアップを開催。同コレクションをフルラインナップするほか「お賽銭マルチケース」が展開される。

日本の伝統とモダンデザインが融合した今回のコレクション。

秋の街歩きや参拝のお供に、手に取ってみてはいかがだろうか。

公式サイト:https://brooklyn.co.jp/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000071683.html

(山之内渉)

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