ブラック職場でうつ病になったら会社が解雇通告…無効とすることはできる?

先日、将棋棋士の先崎学九段が「うつ病九段」という書籍を出版したことが話題になりました。将棋棋士だけではなく、作家や映画監修なども活躍する先崎九段が忙しさのなかから心のバランスを崩し、うつ病に至るまでの過程が赤裸々に語られているようです。
「天才棋士」と呼ばれ、解説会などでも気さくな振る舞いを見せていた同九段がうつ病になっていたことは、大きな衝撃を与えました。
ブラック職場でうつ病になったら会社が解雇通告…無効とすることはできる?

■一般社会でもうつ病になることがある
一般社会でも、忙しさやパワハラなどによって心のバランスを崩してしまうことがあります。いわゆるブラック職場になると、ありえないほど多い残業や上司による暴言などで、うつ病になる人が続出することもあるようです。
通常そのような場合休職扱いとして回復を待つものと思われますが、ブラック企業になると、うつ病で働けなくなった社員に対し、悪びれもせず退職を迫ることがあると聞きます。
酷い労働環境で働くことを強いておきながら、精神の病気を患ったら社員を切り捨てる。これは違法ではないのでしょうか?法律事務所あすかの冨本和男弁護士に見解をお伺いしました。

■解雇された場合違法ではないのか?
冨本弁護士:「ケースバイケースだと考えます。精神病の発症の原因が会社の仕事にあるのであれば、業務上の疾病ですから、そもそも、療養のための休業期間とその後の30日間は解雇できません(労働基準法19条)。従業員が安心して療養できるようにするためです。...続きを読む

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