日本の空なのに航空機が飛べない「横田空域」はなぜ存在しているのか

日米地位協定は、安保条約に基づき制定されたもので、日本国内の基地使用に関する事項や米軍人の刑事裁判権などを規定しています。
日米地位協定のうち、2、3、6条が横田基地の根拠となっています。
横田基地上空の広大な空域の管制権が米軍に認められている結果、たとえ民間航空機であっても、横田空域を通過飛行するためには、その都度、米軍に届出て許可を受ける必要があります。
現状、事前に一括して許可する運用はなされておらず、通常は非公開である米軍の飛行訓練などの事情により、理由を問わず不許可となる可能性も高いため、航空会社は定期便の飛行ルートとして横田基地上空を回避して飛行する以外には事実上選択肢がありません。

■横田空域による不便
とはいえ、横田空域を飛行できないことによる大回りにより、航空会社は余分な燃料を使用せざるを得ず、その分の費用は最終的には利用者負担となります。飛行時間が余計に多くかかることも言うまでもありません。
そのため、過去数回にわたって、横田空域の一部の返還がなされていますが、未だに大部分は、米軍の管制下にあります。無断で横田空域を飛行できない以上、今後も、空域の返還交渉を政府間で進める以外に改善策はありません。

皆さんも次回、羽田や成田を利用した際、離着陸する前後の飛行機の窓から、多摩地区にある横田基地の空域を避けて飛行する様子を観察してみて下さい。

*著者:弁護士 星野宏明(星野法律事務所。顧問法務、不動産、太陽光自然エネルギー、中 国法務、農業、不貞による慰謝料、外国人の離婚事件等が専門。)
*画像:定期航空協会 / 横田空域の民間航空機利用について 空域の早期返還

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「日本の空なのに航空機が飛べない「横田空域」はなぜ存在しているのか」の みんなの反応 5
  • 保守リベラル 通報

    以下のサイトを読めば「日本の空なのに飛べない」は嘘だと分かります。 【左翼の間に蔓延する「横田空域神話」のデタラメ】 https://togetter.com/li/889098

    2
  • 匿名さん 通報

    星野宏明さんは共産党系弁護士でしょうが、事実ではないことを書かないでください。

    1
  • 匿名さん 通報

    123便の事故でいろんな説が出て来るのもコレのせいかな

    1
  • Tomodachi 通報

    日本の空なのに、日本の法律が適用できない。日本という国が、アメリカ合衆国の敗戦国であることをいまだに引きずっていることは、両国の信頼関係のためにも良くない。同盟国なのだから。

    1
  • 匿名さん 通報

    米国から見たら中国や北朝鮮より日本のほうが潜在的脅威度は高いのです。日本が再び暴走しない様に駐留しているのです。

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2015年5月20日のライフスタイル記事

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