
んっ? 第42回?
42……しに……“死に”!! わーっ、なんとエンギの悪い数字!! でも、そんなエンギの悪い“死”という単語にぴったりなゲームがあるんです。ということで、今回は“死”から物語が始まるゲーム、『ゴースト トリック』をご紹介いたしましょう。
『ゴースト トリック』は、2010年6月19日にカプコンからニンテンドーDS向けに発売されたアドベンチャーゲームです。同年12月16日にはiOS版もリリースされました。
本作は『逆転裁判』シリーズの産みの親として知られる、巧舟(たくみ・しゅう)氏がディレクターとして制作に携わった作品です。
本作の主人公・「シセル」は、気が付くと死んでいました。ある夜、街の片隅で、シセルは何者かによって命を奪われてしまったのです。死んでタマシイとなって目覚めた彼は、命とともに、自分自身の記憶を失っていることに気づきます。自分はなぜ殺されたのか? そして、自分を殺した犯人の正体は……? 本作は、不遇の死を遂げてしまったシセルが、自らの死の真相を突きとめていくゲームです。
シセルのタマシイが消滅してしまうタイムリミットは、明日の朝。たった一夜で、ことの真相を探し出さなくてはなりません。手がかりは、シセルの死を目撃したと思われる、女性の新米刑事「リンネ」。しかし彼女は、謎の殺し屋「ジーゴ」に狙われていました。