
本稿では、スマートフォン用オンラインRPG『禍つヴァールハイト』のクリエイター陣によるインタビューをお届けします。ステージに登壇された、プロデューサーの坂尻一人氏、シナリオの生田美和氏、メインテーマ作曲の横山克氏、キャラクターデザインを手がけるThird EchoesのShingo Sugimoto氏とWataru Katsuo氏にお話をうかがいました。
左から生田美和氏、横山克氏、Third EhoesのWataru Katsuo氏とShingo Sugimoto氏、坂尻一人氏
――まずは、タイトルに込めた意味について教えてください。
坂尻氏:“禍つ”はそのまま禍々しいという意味で、ヴァールハイトはドイツ語で“真実”という意味です。本作の世界は“光”が滅びをもたらす不吉の象徴で、これは光というものに抱きやすいイメージとは正反対ですよね。本作では、この光という普遍的な自然現象と対峙するため、人間にとって都合の悪い真実というような意味合いが込められています。
また、「王道の作品にはしたくないよね」という思いがチームでありまして、分かりやすいだけのタイトルにはしたくなかったんです。分かりやすい王道より、ちょっと背伸びしたところをイメージしました。