スクウェア・エニックスは、「Nintendo Direct | E3 2019」にてニンテンドースイッチ/PS4/Steam向けソフト『聖剣伝説3 TRIALS of MANA(トライアルズ オブ マナ)』を発表しました。

本作は、1995年に発売されたスーパーファミコン向けアクションRPG『聖剣伝説3』のフルリメイク作品。
スクウェア黄金時代の名作のひとつとして数えられており、本作の女性キャラクターであるリースは、発売から20年以上経つ今でも圧倒的な人気を誇っています。

そんな注目作が発表されて以降、Twitterをはじめとしたネットコミュニティでは話題沸騰中。オリジナル版をプレイしたファンは、公開されたティザートレイラーを噛り付くように何度も観ているのではないでしょうか。

そこで本記事では、公開された映像から本作で注目すべきポイントをいくつかピックアップしてみました。

本作はシングルプレイ専用ゲーム!

オリジナル版では2人協力プレイに対応していましたが、公式サイトによると本作ではシングルプレイ専用になっています。

オリジナル版の協力プレイはよく友人と楽しみましたが、サードパーソンの視点では従来の画面のように協力プレイは難しくなると思いますし、これは仕方ないのかもしれませんね。


オリジナル版のイメージを損なわないキャラデザ!

オリジナル版のキャラクターイラストは結城信輝氏が手掛けていますが、ティザートレイラーのキャラクター達は、そのオリジナル版のイメージを保ちつつ、近年、『聖剣伝説』シリーズのイラストを手掛けているHACCAN氏のビジュアルを再現したかのようなものになっていますね。

特にリースはイメージ通りと言っていいのではないでしょうか。これは来年の発売日が楽しみです!

操作性は直感的で気持ち良さそう!

ゲームプレイ映像を見る限り、本作では気軽に爽快なアクションが繰り広げられるようです。また本作はアクションRPGですから、もし倒せない敵が現れてもレベル上げを行えば倒せるようになるでしょうし、アクションが苦手な人でも安心してプレイできそうです。

攻撃方法が多彩に―バトルシステムが刷新!

本作ではバトルシステムが大幅に刷新されており、攻撃方法が多彩になっています。

ゲームプレイ映像によると、通常攻撃が弱・強の2種類になり、組み合わせでコンボを繰り出せるようになっているほか、チャージ攻撃やジャンプ攻撃、回避なども用意されているようです。


ボス戦のシーンでは、ボスキャラクターが範囲攻撃を繰り出しており、攻撃範囲外へと回避しなければならない場面がありました。敵キャラクターの対応の仕方も多彩になっているようです。

さらに、リングコマンドのショートカットのようなものが表示されていました。これによってよりスピーディーにバトルが行えそうです。

加えて、雑魚戦から逃げるため戦闘エリアから離れる際、ゲージを溜めなければならない仕様になっていました。細かい部分も変更されていますね。


次のページ:必殺技がよりかっこよく!フルボイス化でリースの声はどうなる?

バトルボーナス導入で戦闘がより爽快に?

ゲームプレイ映像では、敵モンスターを倒した後に「バトルボーナス」のメッセージが表示されていました。どうやらノーダメージで戦闘を終了したり、より早く敵を倒すなどの条件を満たすと、必殺技を発動するために必要な「SP」がボーナスとして付与されるようです。

このシステムのおかげで、格下相手の戦闘でも高いモチベーションを保つことが出来そうですね。

必殺技にカットインが!フルボイスでリースの声はどうなる?

本作では、必殺技を繰り出す際、キャラクターのカットインが挿入されるようです。小さいところではありますが、オリジナル版をフルリメイクするにあたって演出の強化が行われている証拠とも言えます。クラスチェンジ後の必殺技がどのように表現されるか楽しみですね。


ところで同じ必殺技でも台詞やポーズが異なるパターンも用意されているのでしょうか……?

リースの声優は誰に?待望のボイス対応!

本作はボイス対応。海外向けのゲームプレイ映像によると、日本語と英語の音声が収録されているとのことです。今から声優陣の発表が気になりますね。

新規・既存プレイヤーも安心な新要素!

ゲームプレイ映像を見ると、マップ上にクエストマーカーが表示されるなど、今の時代に合わせてゲームシステムが再設計されている事がわかります。これは新規プレイヤーにとって助かるのではないでしょうか。

フィールドの構造は、3Dグラフィックによって立体的にはなったもののオリジナル版に比べて大幅に拡張されていないようにも思えます。
ただ、宝箱とは別にフィールド上に光るアイテムが落ちており、探索要素に深みが増しているように感じました。これは既にクリアしたプレイヤーもフィールドを隅々と探索したくなりますね。

原曲リスペクトのBGM!

『聖剣伝説3』といえば名曲ぞろいのBGMも特筆すべき点ではないでしょうか。リメイク作品のBGMというのは、迫力が増し豪勢になった反面、原曲ならではの雰囲気がやや損なわれてしまうという事がありますが、本作のBGMは既存プレイヤーの耳に違和感なく届けています。

これはサウンドトラックの購入も検討しなければ!

変わらないところも……ある!

本作は、ゲームシステムやグラフィックが進化した事で、全く新しいゲームに変貌を遂げた……と言っても過言ではありませんが、変わっていないところもありました。

オリジナル版の宿屋は、少年だった頃の筆者でも突っ込みどころが多いスポットでした。
ホテルの受付を済ませるやいなや男女関係なく部屋に放り込まれるし、そもそもその部屋は玄関と受付が隔たりなく繋がっているシームレス状態だし……なんとも不思議な設計だったのです。それがゲームプレイ映像でも確認できます。

大砲やブースカブー、フラミーによる移動シーンもどのようになっているのか、今から気になりますね。

さて、いかがでしたか?ご存じの通り本作はまだ発表されたばかりですが、映像からわかる通り、バトルシステムの多岐にわたる刷新は、本作の目玉と言っていいかもしれません。

なお、『聖剣伝説』の公式Twitterでは、本作の関連情報などのツイート&RTを頻繁に行っており、これからもファンをワクワクさせるような新情報を続々と送り出してくるかもしれません。今のうちにフォローして目を光らせておきましょう!

『聖剣伝説3 TRIALS of MANA(トライアルズ オブ マナ)』は、ニンテンドースイッチ/PS4/Steamを対象に2020年初頭発売予定。価格は未定です。