奇妙な事件や異変に巻き込まれたり、関わりを持った主人公たちが、“もうひとりの自分”と向き合い、自らの在り方を力強く示していくジュブナイルRPG『ペルソナ』シリーズ。

現在、ナンバリングだけでも5タイトルをリリースし、主要タイトルの移植やリメイク、そして派生作などを合わせれば、20作を超える一大シリーズへと成長しています。


その原点となる『女神異聞録ペルソナ』が登場したのは、1996年9月20日。先日アニバーサリーを迎え、25周年を迎えました。本シリーズは今も現役で活躍しており、昨年はシリーズ初のアクションRPG『ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ』が登場。盤石な人気に支えられながら、常に新たな挑戦を続けています。

そんな名シリーズの節目を記念し、特に人気を集めているタイトルの実態に迫るアンケートを実施。今回は、その結果をお届けしたいと思います。まずは、初代から『ペルソナ5』まで、ナンバリング5作品の人気ランキングを発表! 1,799人による回答の結果を、どうぞご覧あれ。

なお、関連作や移植などは、各ナンバリング作と合算する形で集計しています。(例:『女神異聞録ペルソナ』はPSP版『Persona』含む、『ペルソナ4』は『ザ・ゴールデン』も含む等)

◆第5位『女神異聞録ペルソナ』:109票(6%)
今回のアンケートで最も票数が少なかったのは、『女神異聞録ペルソナ』でした。シリーズの原点を知る古参のファンにとっては残念な結果と言えますが、本作のオリジナル版は今から25年前の作品。後にPSP版が登場したとはいえ、そちらも2009年発売なので、アクセスしやすいとは言いかねる面があります。後にシリーズファンとなったユーザーも触れにくいため、票が伸び悩むのはやむを得ないところでしょう。


【読者の声】(一部抜粋)
・初のペルソナ。難易度の狂いっぷりと癖の強いキャラ。意図せずにプレイしたらバッドエンドが待っているとこに隠しシナリオ。最高!

・ペルソナを知ったきっかけ。ストーリーがとにかく気になって進めたいんだけど、難易度が高くてなかなか進められなかった思い出がある。雪の女王編の存在を知らずに、気がついたら分岐していたのもイイ思い出。どちらのストーリーも当時悩んだ悩みを持つキャラクターが出て来て、親近感を持てたのも覚えている。

・やっぱり最初の衝撃が大きいです。こんなすごいゲームがあったんだ、とやり込んだいい思い出があります。難易度は高いけど、システムも世界観も私にはドンピシャでした。

・最初に遊んだ原典的作品ですし、自分はこの作品からメガテンシリーズにもハマったので思い入れがあります。

・戦闘曲がカッコイイ(PSP版は除外)。
前向きな選択肢を選ばないとバッドエンドになる。自我がしっかりしてないとシャドウになるのに通じる。一番プレイヤーとの一体感があった。

・主人公以外でもペルソナを選択できるのがいいです。(特にエリーがサタンを召喚できる設定が好き)

・やはり最初のナンバリングは、インパクトが強烈です。何度FOOLを作るためにリセットボタン押したことか。

・キャラデザが1番好みなのと、キャラクターとストーリー、世界観とBGMが見事にまとまっている所、未来への希望が見えるラストなどが好きです。

・学生が事件に巻き込まれて訳も分からないまま能力に覚醒して戦っていく、そんなストーリーが斬新でひたすらにハマっていたゲームです。

・初めて触れたペルソナシリーズで、いつもの学園生活に薄暗い陰謀が介入してくる少しホラーチックな雰囲気が大好きでした。主人公のビジュアルも格好いいし、ペルソナも格好良くて育てるのが楽しみでした! Pリメイクは合わなかったのでオリジナルに近い移植版が欲しいです。

◆第4位『ペルソナ2 罪/罰』:162票(9%)
続く第4位は、『ペルソナ2 罪/罰』。162票とかなりの支持を集めていますが、全体から見ると約1割ほど。
『ペルソナ』人気の広がりを改めて実感させられます。本作は、シリーズ初の2部作で、パーティメンバーに入れ替わりがあり、「噂」が現実を侵食するオカルト性とゲームシステムを融合させるなど、刺激的な要素に満ちていました。常に挑戦を続ける『ペルソナ』シリーズの姿勢は、初代や本作からも確かに感じられます。

【読者の声】(一部抜粋)
・とにかくストーリーが良かった。1と比べて遊びやすくなってたのも〇。キャラクターも魅力的且つミステリアスな要素を持ちつつ、好感が持てた。忘れられない作品で、何度もやりこんだ!!

・里見直氏のストーリーテリングがとても素晴らしい作品。自己が持つ確固たる意志と、曖昧な無意識という二面性が、単なる勧善懲悪モノに陥らない奥行きを物語に与えていて、色々考えさせられるところが非常に良い。キャラ達の台詞回しも歴代随一だと感じる。

・罪も罰もそれぞれストーリーもコンセプトも面白いうえに、女神異聞録ペルソナ→罪→罰とプレイすると、感動がひとしお。

・今年の6月に罪罰合わせてクリアし、3ヶ月たった今でも引きずるくらいクオリティの高い考察しがいのあるストーリーだった。

・ 社会人になってヤケ酒をする度に、「大人は夢を忘れるためにお酒を飲むんだって、僕は大人になりたくないな…」っていう幼少期の淳のセリフを思い出します。


・未だに人生で1番のゲームだと思う。シナリオもキャラクターも、とてもリアルなのに、ファンタジーだった。このゲーム後の専攻が子ども福祉になった。

・新成人で社会への不安を抱いている時に、罰の大人達の言葉が当時の心の支えになってくれた。

・罪と罰の2作で1つというのが面白かった。子供視点と大人視点にもなっており、罰は罪のifの世界で似通ったところもありつつ新しい展開になっており、楽しめる。そしてラストが残酷で切ない。罪をやったら必ず罰もやってほしい。私はラストを思い出しては泣きました。

・とにかく達哉が人としてかっこいい。自分の中のヒーロー像そのままって感じ。また、罰は大人たちの物語でRPGとしては当時珍しく感じた。
大人ならではの諦めや苦悩を抱えながらも、達哉の為に動く姿がかっこいい。

・子供時代、学生時代、成人してからと何度もプレイしているのですが、その都度違った感覚で胸に届くシナリオ。ストーリーの進行に合わせて変わる、街で発生する会話の膨大な差分と噂システムとの噛み合わせ。どれほど街の声に耳を傾けたかによってストーリーや登場人物への理解度が大きく変わって来ることや、サブキャラクターやモブが個性に富んでいて、ただ街を歩いているだけで面白いゲームでした。

◆第3位『ペルソナ4』:486票(27%)
ここから票数が一気に跳ね上がり、486票を集めた『ペルソナ4』が第3位に着地しました。割合で言えば回答者の4人に1人が本作を支持しており、人気の高さを裏付けています。都会から離れた舞台はファンにとっても目新しく、等身大の友達付き合いや、家族同然な堂島家との触れ合いなど、年相応の青春模様が思い出深いところ。一方で、連続殺人事件に関わる非日常とのコントラストも秀逸で、そのメリハリも本作を見事に引き立ててくれました。

【読者の声】(一部抜粋)
・こんなに何周もしたゲームは初めてだった。キャラクター同士の関係性も良く、もうひとつの青春を体験したような気分になった。

・一番夢中になって遊んだゲームです。自分も田舎暮らしなので、田舎を舞台にしていて身近な雰囲気だったのが良かったです。
登場キャラも魅力的でずっとこの街にいたいと思える良さがありました。

・ストーリーがとても深くて、感動するシーンがあったり、終盤にどんでん返しがあったりと、本当に最後まで楽しめるストーリーでした!それと千枝ちゃんが最高に可愛いからです!

・登場人物の複雑な内面を丁寧に描写していて、感情移入がしやすかった。また、キャラクターやストーリー、音楽や作品の雰囲気も非常に魅力的で、自分の1番好きなゲーム。

・田舎町の廃れた雰囲気の最限度や、狭い空間だからこそ生まれる深いコミュニティ、そして他の干渉を嫌う閉鎖感など世界観の作りがとても上手くいと思った。
また、コミュはどれも素晴らしい物語だったが、メインキャラクターの本編中に自分と向き合ったからこそ生まれる問題に悩むコミュもとてもよかった。

・私がペルソナを知るきっかけとなった作品だから。当時中学生だった私にとって、等身大なキャラクター達が自分自身と向き合い、一生懸命戦う姿が輝いて見えました!

・ミステリーのような複雑に絡み合ったストーリーがとても印象的。各主要キャラのペルソナ覚醒に至るまでの物語も胸に刺さる。音楽も含めて非の打ち所がない作品です。

・真相にちょっとずつ近づいていくストーリーと、仲間一丸となって解決に向けて頑張っていく感じがいかにも青春してていいなぁと思いながらプレイしてた。

・真エンドからバッドエンドまでグラデーションが素晴らしい。バッドエンドの真実が霧に包まれたまま何となく日常を過ごして終わる感じがリアル!!

・雰囲気が一番良かった 田舎の人たちの距離感が心地よく、学生生活を最も楽しめた作品だったと思う また、終盤の展開で霧が濃くなり人々が疑心暗鬼になりつつある描写も昨今の状況と照らし合わせるとなかなか高い完成度だったのではないかと感じた。

◆第2位『ペルソナ3』:497票(27.7%)
そして第2位にランクインしたのは、シリーズのターニングポイントとなった『ペルソナ3』。獲得票数は497票と見事ながら、第3位とはわずか11票差。母数の大きさを考えると、まさに紙一重の差と言えるでしょう。どちらも素晴らしい作品ですが、2000年発売の『ペルソナ2 罰』から6年もの期間を経て登場した『ペルソナ3』は、シリーズファンが待ちに待った1作。それだけに、本作への特別な想いが後押しになったのかもしれません。また、『フェス』や『ポータブル』などの展開や、劇場アニメ4部作など、世界の広がりも見逃せないポイントです。

【読者の声】(一部抜粋)
・深いストーリーと楽曲がかっこ良く、キャラクター達も(コミュのサブキャラ含め)それぞれ魅力的で、この作品を遊んでなければその後のナンバリングは遊んでいなかったと思います。

・幼少期から父と共に女神転生シリーズやペルソナシリーズをプレイしていましたが、自分一人で初めてクリア出来た作品、そしてゲームのエンディングで初めて涙を流した作品がペルソナ3だったからです。

・元々戦う理由も目的もバラバラだったメンバーが、同じ方向を向いて、最後には主人公を信頼してくれるのが嬉しい。

・生とは死とはを本気で考えさせられました。本当に大好きな作品です。

・深く考えさせられるストーリーとエンディングが泣ける。 特にED曲【キミの記憶】はまさに名曲!

・真田さん役の緑川光さんのファンということが知った切欠でしたが、世界観もストーリーも絵もキャラクター達も音楽も全てが魅力的で大好きな作品になりました! ゲームもアニメ(劇場版含む)もドラマCDもサントラも買いました!出会えてよかった作品です。

・仲間たちが互いに本気でぶつかり合いながら本当の意味で絆を深めていく展開は、他のシリーズにはない魅力だと思います。ラストシーンは涙なしには見られません。銃をこめかみに当てて引き金を引くという召喚方法も、滅茶苦茶かっこいいです。

・ペルソナ4から始めて3を遊んだ時、4より暗くシリアスな話が気に入ったので。女主人公を選択できたのも良かった(PSP版)。

・最もゲームとしては面白さに欠けるが、最もストーリーとしてシンプルかつ力強い。それぞれ別々の理由で特別課外活動部に参加し、時に衝突もしていたのに、最後にはそういったしがらみを全て乗り越え試練に身を投じていく姿に成長を感じ感銘を受けた。

・人生で一番やり込んだゲームだと言っても過言じゃありません。夏休みを全て使って何周もして、オルフェウスやタナトスやメサイヤなどのスキルやステータスを選んだりカンストしたりしました。ペルソナ3の時はまだスキルを選べる事が出来なくて、何度も何度もペルソナ合体の結果確認をしていました。それだけで何時間もしました。
ペルソナ3 にはミックスレイドがあってペルソナとペルソナの合体技があって物凄く熱かったです。ハルマゲドンはエリザベス戦で助かりました。
今でも、リメイクを期待しております。

◆第1位『ペルソナ5』:545票(30.3%)
激戦を制して第1位に輝いたのは、ナンバリング最新作にあたる『ペルソナ5』でした。獲得票数は545票で、全体の3割を占める支持を集めました。票の上では、第2位と50票近い差をつけましたが、割合で見るとわずか2.6%差。第3位と比べても3.3%差しかなく、甲乙つけがたい接戦だったことが分かります。

従来のジュブナイル要素を受け継ぐと共に、これまでになかったピカレスク要素を盛り込み、「心の怪盗団」として法で裁けぬ悪に立ち向かう主人公たち。その活動は、人間の生々しい本質に迫る行為でもあり、“もうひとりの自分”と向き合う『ペルソナ』ならではの物語が紡がれました。最新作なので遊びやすいのはもちろんですが、『ペルソナ』らしい切り口が健在な点も高評価の一因でしょう。

【読者の声】(一部抜粋)
・ペルソナ初代からプレイしていますが,ゲーム性としても集大成のように楽しく,そして何より登場人物たちとその物語が大好き。

・ストーリーが面白いのと、各々のキャラがとても学生らしく仲間思いでストーリーを進めれば進めるほど思い入れが強くなっていきます。怪盗団として過ごしていく日々がThe青春って感じがしてほんとに楽しいです。

・これまでの戦闘システムを踏襲しながらも遊びやすく進化していてストレスフリーなところが良かったです。それに、キャラクターが魅力的なのはシリーズ通しての良いところですが、今作は特にスタイリッシュでかっこよく鳥肌がたつほど感動しました。

・ペルソナにハマるきっかけで、ストーリーが面白く、時間を忘れてしまった!! 終わるときには名残惜しい気持ちが残り、勝手にペルソナロスになってた!

・学園生活しつつ怪盗団としての活動が楽しかった! RPG嫌いだったが、ペルソナ5をやって初めて「RPGって面白い」と思えた!

・雰囲気はP4が良く、高校生らしさがあり楽しいですが、 P5はより思春期の生活の負の面や葛藤が良く表現されていると思います。主人公達全員が恵まれない境遇やそれに対する反発を抱える中、そこに彼らなりの答えを見つけ出していく過程が最高です。

・現実世界にも共通する社会の歪みに対する一種のアンチテーゼとして見ることができて面白い。社会の歪みによって排除されたり搾取された子どもたちが、社会の歪みに気づき立ち向かっていく姿は勇気づけられる。政治に無関心でいることの顛末がリアルに描かれている。

・最終的に怪盗団が頭脳戦で相手を出し抜くというシナリオが好きだった。ロイヤルで追加されたストーリーではみんなの幸せと、怪盗団として仲間と難題を乗り越え成長してきた思い出を天秤にかける選択が迫られ、作中の登場人物の心情に自然と寄り添って、どの選択が彼らのためになるのか考えさせられた。

・全作品遊んだ上で選んだが、『大きな力に対する反逆』というテーマが何よりしっかりしていること。今までは自己の中の弱さみたいなところとの戦いで、それはそれで凄く良かったしペルソナとしては内面との戦いの方が本分とも思ったけれど、それでもP5の外からの抑圧に我慢してきた今までとこれから抗う心、今の時代に相応しい強さだと感じた。

・シリーズものは最新作が一番面白くなければシリーズものの意味がないと個人的に思います。過去をフィードバック出来てこその今だから。ペルソナはそのハードルを超えてくれるから好きです。社会問題を上質エンタメに落としこんでくれる作品は本当に貴重です。
怪盗団の名前を決めるときの、各キャラの個人の問題から公の問題に立ち向かうことを決める瞬間は痺れました。そこから最終的なボスの大衆に立ち向かうまで、いかに世の中に絶望せず見返りを求めない奉仕精神を初志貫徹できるかを試され続けるゲームだったなと思います。メガテンのように基本人はブレる生き物だから。
怪盗団はこれからも初志貫徹し続けていくのでしょう。個でなく団である限り、歪んだ欲望や正義にのまれることなく前に進んでいける。ブレた果てにある初志貫徹すべき正義がP5のテーマなんだと思います。
歪んだ欲望や正義振りかざしてる人をゲームの中でも見かけましたが、現実のネットの炎上とかまさにそうだなと思います。でも欲望自体を宝石という輝かしいエネルギーに表現し、全て奪うと生きられなくなるとする人間讃歌さがあるペルソナが好きです。

【『ペルソナ』シリーズ人気投票 結果発表(ナンバリング編)】

・第1位「ペルソナ5(ザ・ロイヤル含む)」:545票
・第2位「ペルソナ3(フェス/ポータブル含む)」:497票
・第3位「ペルソナ4(ザ・ゴールデン含む)」:486票
・第4位「ペルソナ2(罪/罰 PSP版含む)」:162票
・第5位「女神異聞録ペルソナ(Persona含む)」:109票

◆第4位「対戦格闘が楽しい!」:209票(13.4%)
『ペルソナ』シリーズの派生作についても、ジャンル別に人気の傾向を調査してみました。こちらは4つの回答を用意し、1,563人から投票が集まりました。

惜しくも第4位は、『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ』や『ウルトラスープレックスホールド』などが展開した対戦格闘でした。シリーズの派生作として口火を切ったジャンルであり、各キャラクターを実際に動かす醍醐味も非常に新鮮。また、物語的にも『ペルソナ4』の続編にあたり、『ペルソナ3』のキャラクターとも深く関わるという、ファン心をくすぐる展開も見逃せません。

【読者の声】(一部抜粋)
・まさか格闘ゲームが出るとは思わなかったが、やってみたら操作性も難しくなく面白かった。

・自分でコマンドを入力してジオを出したときの感動は忘れません。P4Uで初めて格ゲーを触り、現在に至るまで人生の大半の時間を格ゲーに注ぐほどにハマりました。 ペルソナシリーズで再び格ゲーが出たら泣いて喜びます。

・ストーリー、オリジナルキャラ、どちらも最高でした。ラビリスと皆月はもっといろんな展開を見たいです。これで終わるのは本当に勿体無いと思います。
それと、この作品を通じてそれまで関わりのなかった人と繋がり、一緒に対戦をするのがとても楽しかったです。

・3と4のキャラを扱えるのがいいのと、話も出来が良くて、アイギスが3の主人公のことをチラッと言うとこがあるんですけど悲しそうに言ってるので泣きそうになりました。
P4U2からは新しいキャラが沢山追加されたし、キャラのストーリーもボリューミーになっていて面白いです。技の演出もいいですね。あと扱いやすい。

・もともと対戦格闘ゲームをかなりプレイする人間だったので。 一見シンプルな操作感の一方格ゲーとしても斬新なシステムが多く、随所に原作を意識した演出・台詞は秀逸でした。特に、ペルソナ・キャラクター・眼鏡(on off)ごとに個別にカラーリングを設定できるのはとても珍しく、自分だけの組み合わせを作るのが楽しかったです。

◆第3位「ダンスっていいよね」:260票(16.6%)
第3位に選ばれたのは、『ダンシング』シリーズ3作品によるリズムアクション。『ペルソナ』シリーズは、ストーリーやキャラクターはもちろん、ビジュアルやデザインも好評を博していますが、音楽も非常に高い魅力を放っています。そうした“ペルソナサウンド”をゲーム性の軸に据え、各キャラの切れ味満点のダンスシーンを楽しめる本シリーズは、RPGの派生作としては異色なジャンルながら、挑戦心に満ちている『ペルソナ』らしい発展と言えるかもしれません。

【読者の声】(一部抜粋)
・いつもと違った一面が見れる。推しキャラが踊ってる姿はただただ尊い。

・音ゲーってやる気なかったけど、激ハマりしました。仕事に支障が出るくらい指を酷使しました。

・ダンシングシリーズのおかげで、ダンスそのものの魅力に気付きました。キャラクターのクオリティも高く見るだけでも楽しめる、そんなゲームでした。新しい気付きを沢山くれたダンシングシリーズを、1番好きに挙げたいと思います。

・ストーリー上で楽しみながら、夢と現実の狭間の時間だからこそ再び会える人達がいるっていうのがグッときた。

・他の派生作品よりかは確かにストーリーも短いし、P3DP5Dにおいてはメインストーリーと呼ばれるものがほぼなかったけれど、P3メンバーの美麗な3DモデルやナンバリングのBGMのアレンジも素晴らしいし、派生作品だからこそのまさに『夢』が見れたような作品だと思う。
個人的には、DLCで皆月翔とP3主人公がまるで戦うようにパートナーダンスを踊るのがとてもアツいです。

◆第2位「ダンジョンRPG最高」:456票(29.2%)
ここから獲得票数は伸びを見せ、『ペルソナQ』シリーズによるダンジョンRPGが456票を集め、第2位に着地しました。ナンバリングもRPGなので、ジャンル的にはかなり近しい一方で、こちらはダンジョン探索に特化。メインシリーズとは方向性の異なる戦略性が、新たな刺激となりました。

『ペルソナ3』と『ペルソナ4』によるクロスオーバーも魅力的ですし、『ペルソナQ2 ニュー シネマ ラビリンス』では『ペルソナ5』からも参戦。本編ではあり得なかった夢の組み合わせで挑むダンジョン攻略は、本シリーズだけの楽しみです。

【読者の声】(一部抜粋)
・PQはお祭りゲーなのにとてもよく作りこまれていて、歯応えもありストーリーもよかった。

・ペルソナ345作品の交わることのない時間で主要キャラが関わりを持つところがすきです。世界樹のシステムで普段と違う遊び方が出来るところも良いです。

・善くんと玲ちゃんがただひたすらにエモい。

・ペルソナシリーズで好きなキャラクター達が作品の柵を越えて出会ってわちゃわちゃしてるのが、キャラデザも相まってとても可愛らしい。ストーリーもとても感動できる。

・Qはペルソナ3とペルソナ4のテーマをシナリオ上でうまく融合させた作品で、ただのお祭りゲームだと思ったらその深さに唸らされた作品。ナンバリング以外だと一番好きです。

◆第1位「初のアクションRPG!」:638票(40.8%)
栄えある第1位に輝いたのは、派生作で最も新しい『ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ』によるアクションRPGでした。『ペルソナ』シリーズにおけるアクションRPGは、この『ペルソナ5 スクランブル』が初。各キャラを操作し、ペルソナの力を直接繰り出す操作感は、対戦格闘とはまたひと味違っており、このジャンルの登場を待ち焦がれていた方も少なくないのでは。

しかも、ストーリーは『ペルソナ5』の後日談にあたり、彼らの“その後”が見られる嬉しい展開。さらに、学生時代のひと夏を仲間と共に過ごす濃密な時間が楽しめます。アクション面の小気味よさもあり、『ペルソナ』シリーズの新境地を開拓したチャレンジャーな1作です。

【読者の声】(一部抜粋)
・プレイ前は心配しましたが、ペルソナ5の感覚が全てそのままに極めて高次元にアクションとして昇華されています。相変わらずストーリーもキャラクターも最高ですね。善吉もソフィアも本当に大好きです。また物語のテーマが刺さります。善吉の「自分のヒーローになれ」、ソフィアと聖櫃のヒトの意思の有り様の対比… 散々やったけどまたやりたくなりました。

・P5の続編として絶妙に丁度いいシナリオ。人では無いものに人の心が目覚めるという王道ながら熱い展開。アクションRPGでありながら『ペルソナやってる感』を十二分に感じさせるゲームシステムも素晴らしい。ペルソナポイントのシステムは本編に輸入してほしい。

・アクションに苦手意識があったのですが、そんなのを忘れるほどのめり込みました。難易度RISKEYで刈り取るものを倒した感動は最高です。

・夏休みを日本全国旅して過ごすのが楽しかった。ストーリーもアクションも全てが面白かった。もともと良曲だった5のBGMにアレンジが加えられてさらにカッコいい曲になってたのがよかった。欲を言えば続編が欲しいレベル。

・ペルソナ5の世界観にあったストーリーで、大胆でド派手なアクションが気持ちいい。正統スピンオフというテーマで出たナンバリングだが、それを超える『ペルソナ5スクランブル』という一つの作品になっていて感動した。BGMも本編からのアレンジ曲や完璧なタイミングで流れる新曲は鳥肌モノでした。

【『ペルソナ』シリーズ人気投票 結果発表(派生作編)】
・第1位「初のアクションRPG!(ペルソナ5 スクランブル)」:638票
・第2位「ダンジョンRPG最高(ペルソナQシリーズ)」:456票
・第3位「ダンスっていいよね(ダンシングシリーズ)」:260票
・第4位「対戦格闘が楽しい!(マヨナカアリーナ、ウルトラスープレックスホールド)」:209票
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