ファンの間では有名な話ですが、『ポケットモンスター』の世界では、どこかに「インドぞう」が存在すると言われていました。シリーズ最新作『ポケモンレジェンズ アルセウス』にて、その正体がついに判明したかもしれません。


“永遠の謎”とされていた「インドぞう」
「インドぞう」は『ポケットモンスター 赤・緑』にて、ライチュウやゴースの図鑑説明の中に出てくるワード。言うまでもなく、実際にその姿が確認されたことはありません。あまりに謎めいた存在であり、ファンの間では「ポケモン世界に普通の動物が存在するかもしれない」という可能性として議論を呼んできました。

ちなみに「インドぞう」はそのポケモンの強さを説明する、ある意味単位のような役割で「ポケモンずかん」に登場しています。たとえば、ライチュウの欄では「でんげきは10まんボルトにたっすることもありヘタにさわるとインドぞうでもきぜつする」という記載が。

しかしながら、『ポケモンレジェンズ アルセウス』におけるライチュウの図鑑説明で驚きの情報が明かされました。
そこではライチュウの電撃で気絶するのは「インドぞう」ではなく、ダイオウドウだとされているのです。

「インドぞう」はダイオウドウだった!?
ダイオウドウは、『ポケットモンスター ソード・シールド』から登場した「どうぞうポケモン」。そのモチーフとなっているのは、まさしく「インドぞう」なのだそう。たしかに、見た目やスケール感はそっくりかもしれません。

そしてこれにより、トレーナーの間で「インドぞう=ダイオウドウ」説が浮上。SNS上では、「インドぞうがダイオウドウになってる」「ダイオウドウはインドぞうだった…?」「長年“インドぞう”と言われていたのはどうやらダイオウドウのことだったらしい」などと驚きの声が広がっていました。


なお、図鑑説明ではライチュウがダイオウドウを一撃で気絶させるとされていますが、実際にはそれはよほどレベル差がないかぎり難しいようです。ただ、ここで言及されているのは、同作の「ポケモンずかん」の筆者であるラベン博士が知る“故郷のダイオウドウ”。それが我々のよく知る個体と“別物”だとすれば、辻褄は合うでしょう。

ひょっとすると、今後ダイオウドウの新たな姿がお披露目される可能性もあるのでしょうか…。