そこで今回は、「ゲームが生んだカッコいい剣」を独断と偏見で3種ピックアップして紹介していきます。
まさに王道!『ゼルダの伝説』マスターソード
任天堂が手掛ける不朽の名作『ゼルダの伝説』シリーズ。同作の象徴と言っても過言ではない「マスターソード」は、劇中における最強の剣として度々登場しています。
初出となったのは、1991年に発売された『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』。元々は闇の世界から押し寄せた「ガノン」の邪気に対抗するべく、神の命を受けたハイラル人が造った“退魔の剣”とのこと。それゆえ、物語において重要な役割を担っていることが多い印象です。
「マスターソード」のデザインはシリーズによって若干違うものの、基本的には翼のような鍔が特徴的な両刃の剣。武器としてシンプルに強いうえに、作品によっては振ることでビームが出ることも。これについて『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』に登場したアイリンからは、「それってもう剣じゃないよね」とツッコミを受けたこともありました。
実は扱いづらい『FF8』ガンブレード
『ファイナルファンタジーVIII』の主人公であるスコール・レオンハートが携えている「ガンブレード」も、ゲームが生んだ秀逸なデザインの剣の一つ。大型の剣に銃のメカニズムを組み込んだ武器で、引き金を引いた際に発生する強烈な振動を利用して威力を増幅させているのだそう。
そのため破壊力は絶大なのですが、一方でトリガーを引くタイミングを見極めることが難しく、扱いづらいという欠点がある様子。
ちなみにスコールが扱う「ガンブレード」は名前から勘違いされがちですが、銃弾を放つことはできません。しかし、『ファイナルファンタジーXIV』に登場する「帝国式ガンブレード」は、射撃やエネルギー波の放射が可能でした。
見た目も役割も“鍵”な『キングダムハーツ』キーブレード
『キングダムハーツ』シリーズを象徴するアイテムであり、最大のキーワードでもある「キーブレード」。その名の通り見た目は鍵を模したデザインとなっており、使い道は武器としてだけでなく、作中に登場するありとあらゆる鍵穴を開閉することができます。
また、“ブレード”と言うだけあって分類は剣なのですが、攻撃する際には「叩く」という表現が用いられている模様。ただ、作中では巨大なビルを斬り刻んでいたり、斬撃を放っていたりするので斬ることはできるようです。
4月10日にシリーズ最新作『キングダムハーツ4』が発表されたこともあり、改めて注目を集めている同シリーズ。ファンの間ではPVのとある描写から『スター・ウォーズ』シリーズの参戦が予想されており、「キーブレード」と「ライトセーバー」による戦いへの期待が高まっているようです。
やはり名作ほど、秀逸なデザインの剣が登場している印象。今後ゲームをプレイする際には、武器に注目してみると新たな魅力が発見できるかもしれません!