ウマ娘 プリティーダービー』の快速委員長娘・サクラバクシンオー。育成ストーリーにおいて、プレイヤーの分身であるトレーナーに騙され続けている彼女ですが、一部ファンの間では「彼女は全てわかっているのでは?」という声も。
果たしてその真相とは…。

中長距離に憧れる彼女にトレーナーが取った策
公式サイトのキャラクター紹介にも「猪突猛進な学級委員長」「思い込んだら一直線」と記載されているサクラバクシンオー。アプリ内でも、素直で率直な…言葉を選ばずに言えば、ちょっと“おバカ”な言動が目立ちます。

そのモデル馬は、1993年、1994年と、GI・スプリンターズステークスを連覇した短距離馬最強との呼び声も高い名馬。アプリのキャラ性能にもそれが表れており、距離適性は「短距離:A」「マイル:B」「中距離:G」「長距離:G」。非常に短距離に特化した性能となっています。

しかし当時は短距離の重賞レースが少なく海外遠征も難しかったということもあり、サクラバクシンオーは半ば適性に合わない1600m以上のレースにも何度も出走していました。1400m以下のレースでは12戦11勝、1600m以上のレースでは9戦0勝と、極端な成績を示しています。

『ウマ娘』のサクラバクシンオーは、この成績を再現するためか“短距離最強”でありながら、中長距離のレースに強い思い入れを持っているという性格に。アプリの育成ストーリーでは、トレーナーがそんな彼女に対し、口八丁で煙に巻き、なんとか短距離レースに出走してもらう…という展開が繰り広げられているのです。

“バクシン的ホンネ”とは
しかしながら一部のファンの間では、この展開について疑問の声も上がっている様子。「実は彼女は何もかもわかった上で、敢えてトレーナーの嘘に乗っかってくれているのでは?」というのです。


確かに言われてみると、そのように解釈できるイベントも…。例えばニシノフラワーとのイベントもその一つです。

「実質3600mの長距離レース」というトレーナーの口車に乗り、1200mのレース×3に出走することとなったサクラバクシンオー。友人であるニシノフラワーは、そんな彼女に「それって、ただ短距離を走ってるだけなんじゃ……。」とツッコミを入れます。

そこでサクラバクシンオーが返した答えは、「これも立派な長距離なんです。フラワーさんには、まだ難しいかもしれませんね。」というもの。一見、彼女の“おバカ”な一面が出ただけにも思えますが…。

視点を変えてみると、全てわかった上でトレーナーの口車に乗ってあげているようにも見えてきます。「フラワーさんには、まだ難しいかもしれませんね。」という言動も、例えば“恋愛上級者的が見せる余裕”に似た雰囲気が。ちなみに、このイベントの名前は「バクシン的ホンネ」。なにやら含みがありそうなタイトルですね。

1200mのレース×3に全て出走した後、1600mのマイル戦に挑もうとする際には「もうッ!また短距離――」と、一瞬愚痴をこぼしかけるという一幕が。
“また”短距離、ということは、彼女も1200mのレース×3が長距離でないことには気づいている…?

こうした描写から「実は彼女は何もかもわかった上で、敢えてトレーナーの嘘に乗っかってくれているのでは?」という説が生まれたようです。彼女の成長率が「賢さ」にプラス補正が乗る型だったことも、この説を後押ししている様子。

仮に「実は何もかもわかった上で、敢えてトレーナーの嘘に乗っかっている」のであれば、彼女の成長を信じつつも、今はまだ無謀な中長距離レースに参加させたくないというトレーナーの本心を汲み取って敢えて嘘に乗っかっている、ということになるのでしょう。実際のところサクラバクシンオーは全てわかっているのか、それともわかっていないのか…。その答えは、各プレイヤーの解釈にお任せしましょう。
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