『悪魔城ドラキュラ』シリーズが、2026年9月26日に40周年を迎えました。40年前にファミリーコンピュータのディスクシステムソフトとして登場した『悪魔城ドラキュラ』から始まり、今日まで数多くの作品が生み出されています。


40年も経てば、現行機で遊べないシリーズ作も当然出てきます。最新の環境で遊べるタイトルは、時代と共に変わりゆくもの。今遊べる『悪魔城ドラキュラ』を改めて見直し、シリーズの新たな展開を迎える前に、気になる作品を遊んでみてはいかがでしょうか。

なお、今回はニンテンドースイッチ2/スイッチ/PS5/PS4のいずれかで遊べる作品を紹介します。

■シリーズ黎明期の名作が現行機に集結
シリーズが長くなるほど、黎明期の作品を遊ぶのが難しくなりがちです。『悪魔城ドラキュラ』シリーズも2010年代前半に一度区切りを迎え、完全新作が登場するまでしばらく間が空きました。

そのため、一時期はシリーズ作の多くにアクセスしにくい環境が続き、従来のファンが過去作を振り返るのも、新たなファンがシリーズに触れるのも難しい状況にありました。

その状況を大きく変えてくれたのが、2019年5月に発売された『悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション』です。本作には、シリーズ初期のタイトルが多数収録されており、『悪魔城ドラキュラ』の始まりを知るにはうってつけの作品となりました。

【『悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション』収録タイトル】
・悪魔城ドラキュラ(ファミコン版)
・Castlevania II Simon's Quest(NES版『ドラキュラII 呪いの封印』)
・ドラキュラ伝説(ゲームボーイ版)
・悪魔城伝説(ファミコン版)
・悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん(ファミコン版)
・ドラキュラ伝説II(ゲームボーイ版)
・悪魔城ドラキュラ (スーパーファミコン版)
・VAMPIRE KILLER(メガドライブ版)
ファミコン版『悪魔城ドラキュラ』は1993年発売のカートリッジ版の収録であったり、『ドラキュラII 呪いの封印』は北米版の『Castlevania II Simon's Quest』のため作中のテキストが英語表示など、いくつか注意点はあります。

しかし、シリーズの幕開けから1994年までの主だった作品の大半を、『悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション』1本で押さえられるのは、プレイヤーにとって大きなメリットです。

『悪魔城ドラキュラ』シリーズに触れにくかった環境を、『悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション』が一変してくれました。
もちろん今も、本作は現行機でプレイ可能です。PS5版こそありませんが、互換機能を使えばPS5でも楽しめます。

■GBAからニンテンドーDSのシリーズ作も再集結
『悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション』が切り開いた道を受け継いだのが、2021年9月にリリースされた『Castlevania Advance Collection』です。

本シリーズは時代に合わせてさまざまなプラットフォームに展開しており、多くのゲームファンが当時持ち歩いていたゲームボーイアドバンスにも、シリーズ作が登場しました。そして『Castlevania Advance Collection』では、ゲームボーイアドバンス向けに登場したシリーズ作が網羅されています。

【『Castlevania Advance Collection』収録タイトル】
・悪魔城ドラキュラ サークルオブザムーン(ゲームボーイアドバンス版)
・キャッスルヴァニア 白夜の協奏曲(ゲームボーイアドバンス版)
・キャッスルヴァニア 暁月の円舞曲(ゲームボーイアドバンス版)
・悪魔城ドラキュラXX(スーパーファミコン)
この1本でゲームボーイアドバンス時代の3作品を楽しめるほか、スーパーファミコン向けに発売された『悪魔城ドラキュラXX』も収録。『悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション』では手が届かなかった作品フォローしています。

また、2024年に発売された『Castlevania Dominus Collection』では、“探索型悪魔城ドラキュラ”として好評を博したニンテンドーDSソフト3タイトルに加え、アーケード向けにリリースされた『悪魔城ドラキュラ』とそのアレンジ版『悪魔城ドラキュラ Revisited』も収録。この計5タイトルが、現行機で新たに遊べるようになりました。

【『Castlevania Dominus Collection』収録タイトル】
・悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架(ニンテンドーDS版)
・悪魔城ドラキュラ ギャラリーオブラビリンス(ニンテンドーDS版)
・悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印(ニンテンドーDS版)
・悪魔城ドラキュラ(アーケード版)
・悪魔城ドラキュラ Revisited(アレンジ版)
『アニバーサリーコレクション』『Castlevania Advance Collection』『Castlevania Dominus Collection』の3作品で、合計17本ものシリーズ作を現行機で遊べます。登場以前はプレイが難しかったタイトルも多く、こうした展開を喜んだシリーズファンは少なくないはずです。

ただし、『Castlevania Dominus Collection』のPS4版はないため、PS4ユーザーはご注意ください。


■配信サービスを活用して過去作を遊ぶ
この数年で17作品が一挙復活したとはいえ、40年にわたる『悪魔城ドラキュラ』シリーズの歴史を網羅するには至りません。

NINTENDO64ソフトの『悪魔城ドラキュラ黙示録』やその外伝、PS2向けにリリースされた『キャッスルヴァニア』に『悪魔城ドラキュラ 闇の呪印』、Wii向けの『悪魔城ドラキュラ ジャッジメント』や『ドラキュラ伝説 ReBirth』、PS3向けに展開した『キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ』シリーズなど、現行機で遊べないシリーズ作は残念ながら存在します。

とはいえ、さきほど紹介した『アニバーサリーコレクション』『Castlevania Advance Collection』『Castlevania Dominus Collection』以外にも、今遊べる『悪魔城ドラキュラ』シリーズ作品はあります。

特に目が離せないのが、PS4向けのDL専売ソフト『悪魔城ドラキュラX・セレクション 月下の夜想曲 & 血の輪廻』です。PCエンジン CD-ROM2の大容量を活かし、アニメーションもふんだんに盛り込んだ『血の輪廻』と、シリーズ初の探索型として注目を集めた『月下の夜想曲』の2作品を、この1本で楽しめます。

『月下の夜想曲』は、後に「メトロイドヴァニア」というジャンルが生まれるきっかけのひとつになったと言われています。シリーズの歴史だけでなく、いちジャンルの歴史を知る上でも、欠かせない作品と言えるでしょう。

シリーズ作はゲームボーイにも展開しており、1997年11月には『悪魔城ドラキュラ 漆黒たる前奏曲』が発売されました。オリジナル版以外に本作を遊ぶ環境は長くありませんでしたが、スイッチ向けの有料サービス「Nintendo Switch Online」にて、2023年10月に本作の配信が開始しました。

買い切り型ではないため、『悪魔城ドラキュラ 漆黒たる前奏曲』を遊ぶには「Nintendo Switch Online」への加入が必須です。その点を踏まえても、本作をプレイできる貴重な選択肢と言えるでしょう。

なお、『悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション』に収録されている『VAMPIRE KILLER』は、「セガ メガドライブ for Nintendo Switch Online」でもプレイできます。
また、『アーケードアーカイブス 悪魔城ドラキュラ』と『アーケードアーカイブス VS. キャッスルヴァニア』が単体で配信中など、シリーズはさまざまな形で広がっています。

■40周年のさらなる先へ─シリーズの未来にも期待
Apple Arcadeで配信されていた『悪魔城ドラキュラ Grimoire of Souls』のサービスが2026年9月3日に終了するなど、時間の経過とともに遊べなくなる作品が出てくるのは、避けがたいことです。

ただ、今回取り上げたように、過去作がさまざまな形で現行機向けに蘇ることもあり得ます。時間は奪うだけでなく、与えてくれる場合もあるので、作品の復活を諦めずに待つのも悪くありません。

また、『悪魔城ドラキュラ』シリーズの活躍は、過去作だけに留まりません。完全新作『キャッスルヴァニア ベルモンドカース』が、スイッチ/PS5/Xbox Series X|S/PCに向け、2026年10月15日に登場します。

新たな探索型『悪魔城ドラキュラ』を遊びつつ、シリーズのさらなる展開を心待ちにしましょう。個人的には、『悪魔城ドラキュラ Harmony of Despair』の現行機版が登場してほしいところです。皆さんが復活を望む作品はどれですか?
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