妊娠・出産を経て夫婦仲が悪くなる“産後クライシス”。中でも、産後弱っている妻や小さな子供に暴言や暴力を振るう、信じられない夫が現実に存在することをご存知でしょうか?
「まさかウチの夫に限って……」と他人事とは思わずに、夫を暴走させないために、妻が出来ることを知っておくに越したことはありません。
今回は『新・良妻賢母』認定講師の筆者が、“産後クライシスに繋がりかねない男性のマタニティブルー”についてと、“出産後に豹変してしまうアブナイ夫のタイプと対応策”をお教えしたいと思います!
■夫もマタニティーブルーがある?
女性が妊娠中や産後のホルモンの乱れから、精神的に不安定になることは誰もが知っていますよね。でも、男性も父親になるという緊張とストレスから、マタニティーブルーのような状態になることがあるとご存じでしょうか?
「まさか! 男性は妻のフォローをしてくれて当たり前でしょう?」と思っていると、手痛い出来事が起こる危険性があります。妻の妊娠・出産によってデリケートになる男性の心理についてご説明しますね。
言うまでもなく、男性は自分の身体に変化が起きて父親になるわけではありません。あまり実感がないまま、“社会的に”父親になるのです。
そこに付随して来るのは、“大きな責任”。
男性が妻の妊娠中に精神的に不安定になる理由とは、まさにその“責任の重さ”にあると言っていいでしょう。
それでも、多くの男性は守るべきものが出来たことに喜びと幸せを感じるものです。一部の精神的に未熟な人がその重責に耐えきれず、自暴自棄となり“産後クライシス”へと繋がる可能性が高くなります。
■出産後にDV夫に豹変するタイプ2つ
(1)妻を母親代わりにしている夫
今まで、母親の代わりのように自分を愛してくれていた妻が、子供に取られてしまったと感じる夫がいます。妻が、夫である自分のことよりも子供を優先させることが許せず、怒りっぽく不機嫌になるのです。
(2)頑張りすぎて息切れしてしまう夫
子どもが出来たことで、いい父親になろうと“ハリキリすぎる”夫にも注意が必要です。仕事も頑張って収入を上げよう。家では家事や育児を完璧にやろうとしてくれるのですが、なかなか仕事で成果が出なかったり、妻にダメだしをされた時に、糸が“プツッ”と切れてしまうことがあるのです。
突然何もしなくなり、家に帰らなくなる。あるいは、些細なことで爆発して、暴言や暴力で妻を著しく傷つけることも起こり得ます。
■産後クライシスを回避し、夫を暴走させない方法
では、妻は夫を暴走させないためにどうしたら良いのでしょうか?
まず、夫にも“父親になることへのプレッシャーがある”ということを理解しましょう。妊娠中、少し勝手な振る舞いがあっても、それは心の整理をしている時間だと思って、そっとしてあげるのです。男性は女性のように、不安な気持ちを言葉にして伝えることができません。
そして、いきなり“完璧な父親”を求めないこと。仕事をして生活費を入れてくれることに感謝の気持ちを持ちましょう。お互いにこれから少しづつ親として成長していくつもりで、思いやりの気持ちを忘れないことが何より大切です。
いかがでしょうか。
筆者の妊娠中も、夫のマタニティーブルーがありました。休みのたびに一人で釣りに出かけてしまい、出産前日までそれが続きました。プレッシャーと闘っているのだと思って見守っていると、出産当日はすっきりした表情で立会い出産を頑張ってくれました。
夫を少し気遣う心の余裕が持てると、産後の夫婦関係がより良いものになり、産後クライシスも回避しやすくなります。パパの不安な気持ちも少しはわかってあげましょうね!
【画像】
※ adriaticfoto / Shutterstock
【関連記事】
※ 実は8割以上の夫が「恋心」を忘れていなかった♡夫に“ときめき”を感じさせる妻のモテ行動3つ
※ こんな妻が「産後クライシス」を引き起こす!? 夫婦関係が悪化しやすい妻の特徴3つ
※ 親子で始めたい!新感覚のドリンクって?【レモンの力はすごいんです】【PR】
※ 失敗しないチャイルドシート選びって?「コンパクト&簡単装着&安全性」で選ぶならコレ!【PR】
【姉妹サイト】
※ 1つでもやってたら残念!夫を出世させる妻は「していない」3つのコト
※ 貯め時を間違えると大変!子どもを大学まで行かせる貯金計画の立て方
※ なんと96%が実感!? ダイエッター女子に大人気の●●ダイエットとは?[PR]
※ 二の腕ヤバい…1日たった2回で驚くほどスッキリ腕を作る「ネジネジ体操」とは
【著者略歴】
※ 芙蓉・・・「新・良妻賢母」認定講師。