デキるワーママはココが違う!園からの呼び出し電話による「早退...の画像はこちら >>

小さい子どもを保育園や幼稚園にあずけながら働いているワーママ共通のお悩みの一つが、“保育園からの呼び出し電話”ではないでしょうか? どんなに普段から子供の体調管理をしっかりしていても、病気になるときは容赦なくなってしまうもの。

そんなとき、周りから快く助けてもらえらる人と、そうでない人の違いはなんだと思いますか?

それは、普段の“コミュニケーション”です。

なにかあったとき周りから快く助けてもらえる人のコミュニケーションには、ある共通点があります。

というわけで今日は、コミュニケーションライターの筆者が、“周りから快く助けてもらえるワーママのコミュニケーション術”についてお伝えします。



■快く助けてもらえる人は、相手に「重要感」を持たせる

人は、自分に重要感を持たせてくれる人を潜在的に望んでいるもの。つまり、本当はみんな誰かの役に立ちたい、感謝されたいと思っているのです。

人に快く助けてもらえる人というのは、“相手に重要感を持たせるのがとてもうまい人”といえます。

次の2つの文を比べてみてください。

A:「すいません、保育園からの呼び出しで早退させてもらいたいんです。申し訳ありませんが後のことお願いしてよろしいでしょうか?」

B:「すいません、保育園からの呼び出して早退させてもらいたいんです。こんなこと頼めるのは●●さんしかいないので、申し訳ないんですが、後のことお願いしてよろしいでしょうか?」

あなたが仕事を頼まれる立場だとしたら、AとB、どちらの頼み方に好感を抱きますか?

恐らく、Bのほうが好感度が高いでしょう。Bは、相手の名前を呼びかけており、「あなただからこそお願いしたい」という、相手に対する重要感が伝わります。

このように、誰かに仕事を任せて帰らなければいけないときは、相手の名前をきちんと呼びかけ、ほかの誰でもない、“あなただからこそお願いできる”ということを伝えましょう。

引き受けてもらったときは「ありがとうございます」と心から感謝の気持ちを述べ、アフターフォローもしっかりと。

無事子供の病気が治り出勤したときは、「●●さんのおかげで本当に助かりました。いつも丁寧に対応してくれてありがとうございます」とお礼を伝えることも忘れずに。

■普段からのコミュニケーションを忘れずに!

困ったときに人から快く助けてもらえる人というのは、人を普段からよく助けているものです。 

なぜなら人は、人から助けられたら、同じだけ相手を助けたいと思う性質を持っているからです。これを心理学では、“返報性の法則(原理)”と言います。

普段の仕事で自分に時間の余裕があるときは、積極的に困っている人を手伝ったり、「なにかやることないですか?」と声かけを忘れないようにしましょう。

また、相手の話をよく聴くことも大切です。人は、誰もが自分の話を聴いてほしいと思っています。そして、人は自分の話をすることで、嫌な気持ちやストレスを軽くすることができるのです。

休憩時間やちょっとした空き時間など、「最近、調子どう?」「週末はどうしてたんですか?」「最近なんだか忙しそうですね?」などと話しかけて、積極的にいろいろ話を聴いてあげましょう。

仕事が終わればすぐ保育園にお迎えに行かなければならないワーママだと、仕事を手伝うというのは時間的に厳しいときも多いかもしれませんが、話を聴くことぐらいはできるのではないでしょうか。

いかがでしたか。

誰だって人にはなるべく迷惑をかけずに生きていきたいもの。でも、誰にも迷惑をかけずに生きていくなんて、ほぼ不可能です。

大切なのは、人にどれだけ迷惑をかけないかということではなく、“人にどれだけ気持ちよく引き受けてもらえることができるか”ではないでしょうか。感謝の気持ちと、自分から与える気持ちを常に忘れず、周囲の人とコミュニケーションを取っていってくださいね。

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※ wavebreakmedia / Shutterstock

【著者略歴】

※ 黄本恵子・・・2010年、ライターとして独立。自己啓発・コミュニケーションスキル系の本や、医療・医学系の本の編集協力・代行執筆を数多く手がける。

日本メンタルヘルス協会基礎心理カウンセラー。RIRA認定ルーシーダットンインストラクター。