
妊娠すると、約10ケ月間お腹の中で赤ちゃんを育てていくため、様々な生体内部環境の変化があります。
出産した後には、再び出産できるようにと生体内部環境がさらに変化することがあります。
この時にアレルギーなどが起こりやすい体質になってしまうことがあります。
今回は産後のアレルギーと子どもへの遺伝についてお話したいと思います。

そもそもアレルギーと言うのは免疫反応が過剰になってしまった状態のことを言います。
この免疫は女性ホルモンと深い関係性があります。女性ホルモンによって免疫系の調節をするということが多くあります。
出産した後には生体内部環境が大きく変わってくると同時にホルモンバランスが乱れてしまっている状態なので、免疫反応にも変化が生じてしまい、出産後にアレルギーが引き起こされやすくなってしまうことがあります。
また、出産したらそれで終わりと言うわけではなく、育児に関するストレスや体力の消耗などで、自律神経系のバランスが乱れてしまい、免疫系に変化が生じてしまいさらにアレルギーを引き起こしてしまいやすい環境となってしまう可能性が考えられます。
出産後に起こるアレルギーの原因抗原と言う身体にとっての異物が入ってくることによって、その異物を排除しようとしたときに免疫が過剰に反応をしてしまったものを “アレルギー”と言います。一番わかりやすいのは花粉症ではないでしょうか?