偶然じゃなかった!「用事」があるときに限って子どもが発熱する...の画像はこちら >>

今日はどうしても仕事を休めない日なのに保育園から呼び出しの電話がかかってきた、出かける予定があるのに、子どもが発熱してしまった……そんな経験はありませんか? 出かける時に限って具合の悪くなる子どもはよく聞きますが、“偶然”ではなく原因がある場合があります。

そこで今回は、“用事があるときに限って”子どもが体調を崩しやすい理由と、ママの対処法についてまとめてみました。

■用事があるときに子どもが体調を崩しやすい理由

保育園や幼稚園に行き始めたばかりの子が、毎日午後になると熱を出して電話がかかってくる。心配しながら迎えに行くと、熱で体が熱くなった子どもが待っていますが、家に帰った途端、熱が下がってしまう……なんて経験はないでしょうか。

この発熱は、“心因性”発熱で、“緊張”と関係しています。子どもの場合は例えば、「ひとりで知らないところに預けられる」「親が激しいケンカをしだした」などが、緊張の原因となったりします。

緊張で熱が出てしまうのは、緊張状態がつづくと交感神経が強く働き筋肉の硬直を引き起こしますが、何かのきっかけで緊張がとけたときに筋肉の硬直がほどけ、その際に熱が出てしまうのだそうです。

■心因性発熱を防ぐ生活4つ

このように、子どもはストレスが多いほど発熱しやすいわけです。

そのため、日常生活でママが気を付けるべきことについてまとめてみました。

(1)予定を詰め込みすぎない

習い事やお友達と遊ぶ、週末には家族で出かけるなど……など予定を詰め込みすぎていませんか? 特に、保育園や幼稚園に行き始めたばかりのころは、園での新しい生活に慣れるのに精いっぱい。また、園ではイベントの準備や練習などもあり緊張の機会はいっぱい。

筆者の娘も何かの準備や練習があると疲れて帰ってくることが多いです。あまり予定を詰め込みすぎず、ゆっくり親子で話すような時間も大切にできるといいですね。

(2)夜寝る時間を早く

休養の基本はやはり十分な睡眠ですよね。

近年、子どもの寝る時間が遅くなっているという話を聞きます。たくさん寝ることで、体の疲れも取れますし、1日を元気に過ごすことができます。子どもの眠る環境を整えるのは、大人の役割です。しっかり睡眠時間を確保してあげましょう。

(3)温かいお風呂に入る

入浴には、身体を温め緊張を解きほぐす効果や、精神的疲労を取り除く効果があります。のんびりと温かいお風呂に入りながら、その日にあった出来事を話してみるのはいかがでしょうか? 

筆者も、娘が園から帰ってきた直後はバタバタと家事をすることが多いため、しっかり話を聞いてあげることができませんが、お風呂でその日の出来事を聞くようにいます。

お風呂ではリラックスした気分になるので、たくさんのことを話してくれますよ。

(4)子どもの前での夫婦喧嘩を控える

子どもの前で夫婦喧嘩をしていませんか? 両親の表情や声のトーン、雰囲気などから、まだ言葉がわからない乳幼児でも夫婦喧嘩を感じ取ることができるそうです。夫婦喧嘩を見ている子どもは不安や心配が大きくなり、大きなストレスを感じる可能性が高いです。

子どもが雰囲気の変化に敏感ですので、イライラしてしまうことももちろんあると思いますが、なるべく子どもの前では夫婦喧嘩を控えたほうがよさそうです。

心因性と思われる子ども発熱を予防するには、日々の家庭生活を大切にすることが一番ですね。ただ、熱は心因性ではない場合ももちろんありますので、自己判断は禁物です。

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【参考】

※ 心因性発熱について – 九州大学病院 心療内科

※ 熱が出たとき – 3歳までの育児まるまる解決百科