勉強ばっかりじゃダメ!子どもを「発想力」のある人に鍛える遊ば...の画像はこちら >>

インターネットが登場した時、「インターネットは社会を変える!」と誰もが驚愕したものです。確かに今、私たちは経験したことのない大きな変革の波にさらされています。

これからの社会はどんなふうになっていくことでしょうか?

筆者は、教育者として経営者として、常に未来を予測しながら子ども達を指導しています。そこで、確信するのは、これからの時代に必要とされる能力は、“発想力”や“想像力”だと言うことです。

そこで、今日は『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』(彩図社)の著者で、日本と欧米双方の優れた点を取り入れたしつけを提唱している平川裕貴が、“子どもの発想力&想像力を鍛える遊ばせ方”についてお話します。

■なぜ「発想力&想像力」が必要となるのか

今では、調べたいことはすぐにネットで検索できますから、たくさんのことを“記憶”しておかなくてもやっていけますよね。記憶力は良いに越したことはありませんが、知識を持っていることが武器にはならなくなっています。

むしろ、「持てる知識をどう組み合わせていくか」という能力の方が必要になってきているのです。

よく、“コラボ”と言う言葉を聞きませんか?

まったくジャンルの違う人と協力しあったり、まったく異質なものを組み合わせたり……分かりやすく言うと、例えばこれまでは“鍋料理”というと、醤油味や塩味だったものが、キムチ鍋や豆乳鍋やトマト鍋なんて、昔では考えられなかったような組み合わせの鍋が登場していますよね。

「鍋に豆乳!」という発想。そして、「豆乳を鍋を使うときっとうまいぞ」という想像力。

ものがあふれ飽和状態になっている時代には、こういう発想こそが武器になるのです。

■コレは意外!「発想力&想像力」を鍛える遊ばせ方3つ

(1)子どもが「思い切り散らかしてイイ」場所を与える

まずママは、お部屋をきれいにしておきたいという気持ちをちょっと我慢してください。

ただし、部屋全部を子どもに占領させる必要はありません。

実は子どもは狭いスペースが好き、しかも、基地のように囲うのも好きなのです。

ですから、ロープや箱などを利用して、子どもが散らかしていいスペースを作りましょう。「この中はあなたの基地だから自由に散らかしていいよ」と言ってあげてください。

(2)複数のおもちゃを自由に使わせる

「おもちゃは一種類ずつ使う」というような指導をしている幼稚園や保育所なども多いと思いますが、子どもの基地の中ではこのルールは無視しましょう。

これこそが発想力を鍛えるトレーニングになるからです。

筆者のスクールでは、自由に遊ばせる時間と場所を与えています。

その時は、それはそれは散らかります。

ところが、こうして、自分の周りにいろいろタイプの違うおもちゃがあると、子ども達はそれらを自由に組み合わせて遊んでいくのです。その様子を見ていると子どもの発想力の素晴らしさに驚くことばかりです。

(3)使用法が違ってもOK

このように自由に遊ばせると、例えばブロックをおままごとに使うとか、パズルをお金の代わりに使うとか、いろいろな発想が生まれます。

そんな時、ママが「これは、そんな風に使うものじゃないでしょ!」なんて言ってしまうと、せっかくの発想力&想像力の芽を摘んでしまうことになります。

子どもが自分の想像の世界で、自由に遊んでいる時は、その発想力の素晴らしさに目を向けながら見守ってあげましょう。

あるもので代用するという発想は、災害に遭った時などにも役立ちますよ。

いかがですか?

これからの時代、絶対に発想力が武器になりますから、家庭での環境作りを考えてくださいね。

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【参考】

平川裕貴(2014)『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』(彩図社)

勉強ばっかりじゃダメ!子どもを「発想力」のある人に鍛える遊ばせ方3つ

【著者略歴】

※ 平川裕貴・・・専門家ライター。日本航空国際線CA、外資系英語スクールを経て、1988年に子供英会話教室設立。30年以上に亘り子供英語教育に携わり、現在3~6歳までの子供にバイリンガル教育を実施中。近著は『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』