終身雇用の“終わり”で「ジョブ無しおじさん」は生き残れるか 城繁幸氏に直撃

終身雇用の“終わり”で「ジョブ無しおじさん」は生き残れるか 城繁幸氏に直撃
【画像】「ジョブ無し」中高年はどうなる?
 経団連の中西宏明会長やトヨタ自動車の豊田章男社長など、財界トップによる終身雇用の見直しを示唆する発言が波紋を呼んでいる。正社員が定年まで勤め上げる仕組みが前提とされてきた日本企業の在り方が、大きな転機を迎えようとしている今。日本の人事制度、特に終身雇用に鋭い批判を投げかけてきた、人事コンサルタントで作家の城繁幸さんに直撃した。

●「就活ルール廃止宣言」の衝撃

 ――今回の相次ぐ財界トップによる「終身雇用は難しい」といった発言についてどう評価しますか?

城: 画期的なことだと思います。従来の日本の経営者は、連合(日本労働組合連合会)などより日本型の終身雇用を評価してきました。日経連(2002年に経団連と統合)も「終身雇用はずらさず非正規を活用」などと言っていましたし。経営者は自らが(出世競争の)“チャンピオン”なので、終身雇用制度を評価してきました。

 ただ、現場レベルでは終身雇用が到底無理だという話は10年前から言われていました。特に人事セクションの人々が理解していました。制度のチャンピオンである経営者の周囲には、“準優勝”や“3位”くらいの人も集まっている。「何でこんなに優秀な人ばかりいるのか」と思っているでしょうね。でも、人事担当は逆の人々と向き合っている。「何でこんな人を雇わなくてはいけないのだろう」と。

 そして中西会長の発言は、自らが(終身雇用制度の)チャンピオンでありながら、それでは通じなくなったということを認めたのです。皮肉ですが、仕方ない。この制度への批判がタブーでは無くなったということですね。

あわせて読みたい

ITmedia ビジネスオンラインの記事をもっと見る 2019年5月27日の社会記事
「終身雇用の“終わり”で「ジョブ無しおじさん」は生き残れるか 城繁幸氏に直撃」の みんなの反応 1
  • 匿名さん 通報

    ウソをついて、入社させる企業よりはいいのでは?

    0
この記事にコメントする

\ みんなに教えてあげよう! /

新着トピックス

社会ニュースアクセスランキング

社会ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

国内の人気のキーワード一覧

新着キーワード一覧

このカテゴリーについて

国内に起きた最新事件、社会問題などのニュースをお届け中。