自動車メーカーを震撼させる環境規制の激変

自動車メーカーを震撼させる環境規制の激変
(イメージ  写真提供:ゲッティイメージズ)
 「最近のクルマは燃費ばかり気にしてつまらなくなった」。そういう声をよく聞く。分からないではない。本当にレスポンスのリニアリティが良かったのはキャブレターの時代だった。コップに入れた水をこぼさないように運転するという伝説があるが、本当にあれができる人によれば「あんなことができたのはキャブの時代」だそうだ。

 しかしながらそれを懐かしんでも仕方がない。自動車メーカーが燃費を気にするのは、売れる売れないという目先のカネ勘定ではなくて、燃費基準に達しないと罰金で制裁されるからだ。

CAFE規制をクリアするためにできること


 欧州にはCAFE規制という規制があり、自動車メーカーは企業単位で販売車両のCO2の排出量平均値を算出され、基準を達成できなければ巨額の「クレジット」を買わなければならない。その金額はすぐに数十億円単位になる。CO2の排出量は燃料の消費量とほぼ比例的関係にあるので、CAFE規制をクリアするということは、とりもなおさず燃費を良くするということでもある。

 さて、このCAFE規制、欧州で先行しているが、世界中の国々で類似規制が始まっており、それらの規制はこの欧州規制を先行事例として見ているので、似たような規制ラインに落ち着くことが予想される。すでに世界のルールはそうなっているということだ。

 なので「燃費ばかり気にしてつまらなくなった」という発言は、「職場で女性のお尻を撫 (な)でるくらいコミュニケーションだ」と言っているようなものだ。個人の価値観がそこに留まっている間に、世界のルールは「そんなことは許されない」ということになっている。

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「自動車メーカーを震撼させる環境規制の激変」の みんなの反応 4
  • 匿名さん 通報

    燃費じゃねぇよ排ガスだ。相変わらずの無知な記事。

    2
  • 匿名さん 通報

    記事の書き方は脇に置いたとしても、自動車メーカーが極端な規制で大変な目に遭っていることはよく分かりました。ロータリーエンジンはここが踏ん張り所ですよ。

    1
  • 匿名さん 通報

    涼しい顔?? 利益率が年々下がり続けてるのに涼しいの? 管理職のボーナス一律減額しても涼しいの? ちょっとトヨタを盛りすぎ誇りすぎ。 涼しいのは冷や汗のせいではないですか?

    1
  • 匿名さん 通報

    >燃費じゃねぇよ排ガスだ。 CO2規制は実質燃費規制。 CO2は燃料と酸素を燃焼させた結果なので、いくら燃焼効率を突き詰めていったとしても、そうそう減らせません。

    1
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