“車内快適性”だけじゃない――JR東海の開発者が明かす最新型新幹線「N700S」2つの「真の狙い」

“車内快適性”だけじゃない――JR東海の開発者が明かす最新型新幹線「N700S」2つの「真の狙い」
東京駅停車中のN700S外観
 JR東海は700系新幹線車両の引退イベントを2020年3月に実施する。同車両は1999年に営業運転を開始して以来、20年にわたって走り続けてきた。

 幕引きを迎える700系と引き換えるように、新しい車両が20年から走行を開始する。それは「N700S」だ。東京オリンピック開会前の7月からの営業運転開始が予定されている。N700Sは07年に登場したN700系をベースにさまざまな点が改良されている。

N700系以来のフルモデルチェンジ


 JR東海は、このN700Sは07年に登場した「N700系以来のフルモデルチェンジ」と説明しており、13年ぶりの大型更新に位置付けている。実際はその間にN700系の改良型「N700A」が13年2月に登場しており、そこから考えると7年ぶりの車両更新という見方もできる。

 とはいえ、N700Sを見ても、一目でN700やN700Aとの違いが分かる人はほとんどいないだろう。実際に、外見や席数といった基本的な設計はほとんど変わっていない。

 19年10月30日には報道向けに初めて内部が公開された。利用者の目線で見れば、一番変化が大きいのは内装面だろう。具体的にはこれまで壁際しかコンセントが利用できなかった普通車でも全席にコンセントが完備され、また大型荷物スペースの設置や乗り心地の改善など、さらなる車内快適性の上昇を実現した。

設計責任者が語る「一番の変化」


 だが、一番の変化は車両の上ではなく、その“下”にこそあるのだという。N700Sの設計責任者である、JR東海・新幹線鉄道事業本部車両部車両課の福島隆文課長はこう説明する。

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2020年1月28日の社会記事

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