Amazonもやっている“送料無料” 楽天だけ“総スカン”の理由

 そうすると、送料無料自体が問題ではなく、送料無料とするやり方に問題があるといえる。そもそもAmazonは2019年4月に、同社が発行するポイントの付与ルールに関して「優越的地位の濫用」で公正取引委員会の立入調査を受け、規約を変更した前例がある。公正取引委員会が「Amazonを優遇している」であったり、「楽天いじめ」であったりという批判は当たらない。

 今回問題と考えられる「送料無料のやり方」をみると、システムにおける送料の考え方が楽天とAmazonの間で出店企業の反応を分けたと考えられる。Amazonのシステムでは、送料や在庫の保管代を負担するのはAmazon側だ。物流と倉庫をAmazonがとりまとめる代わりに、フルフィルメント(FBA)手数料を出店者に課している。

 一方で、楽天側は、原則として倉庫と物流は、出店企業が自分で見つけて自分で契約するスタイルだ。出店企業は自前で倉庫や物流を確保する代わりに、楽天に対してFBA手数料といった料金を支払わずに済む。

 ここまでみると、「Amazonは送料をFBA手数料にただ転嫁しているだけで、楽天と変わらない」と思われるかもしれない。しかし、在庫の保管と物流をまとめるFBAの方式にはスケールメリットが生まれる点を見過ごしてはならない。

 Amazonは自前の物流拠点を中央集権的に活用することで、在庫の保管コストを大幅に削減できる。それだけでなく、宅配業者と大口配送契約を結ぶこともできるため、配送料も個別契約より安く済ませることができる。

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「Amazonもやっている“送料無料” 楽天だけ“総スカン”の理由」の みんなの反応 3
  • 匿名さん 通報

    ヨドバシは送料無料だし価格もそこそこ安い、今はAmazonに対抗出来るのはヨドバシだけだよ。

    5
  • 匿名さん 通報

    楽天本社が負担すればいいだけのこと

    4
  • 匿名さん 通報

    楽天の決算知らんけど苦しい台所なんでしょう。ZOZO末期の迷走に似てるから嫌な感じ。携帯事業も潰されてるみたいだし、 日本資本叩きに見えるのは私だけ?

    0
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2020年2月14日の社会記事

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