限りなく近づいた自動運転の時代

 4月8日、トヨタは従来のADAS(高度運転支援システム)を一歩進めた先進運転支援システム「Advanced Drive(アドバンスト・ドライブ)」を、トヨタブランドの燃料電池車(FCV)のMIRAIと、レクサスブランドのハイブリッド(HV)LSに搭載車を設定した。

 何がどうスゴいのかを、強引に分かりやすくいえば、高速道路の入り口でスイッチを押せば、出口までもうハンドルに触る必要がない。ハンズオフのままシステムが設定したナビと連動して、ジャンクションの分岐ルートを選択し、高速の出口まで連れて行ってくれる。

 もちろん、それは単純化のしすぎであり、少々期待を持たせた言い方ではある。現実には例外や注意点をいろいろと書かなくてはならない。まず誰もが持つであろう疑問である。これはレベル3なのか? 残念ながらAdvanced Driveはレベル2であり、ドライバーが主体として監視しつつ、システムの運転支援を受けるもので、運転そのものを委譲、あるいは委任するものではない。

 トヨタの従来の先進安全システムである「トヨタ・セーフティセンス2.5+」とシステムの何が違うのかといえば、大きなところで3つある。フロントバンパー下にLiDARを装備したこと、高精度地図を採用して自車位置の精密把握ができるようになったこと、そしてドライバーの状態を監視できるドライバーモニターカメラを装備したことだ。もちろん従来通りのカメラやレーダーも装備する。つまりAdvanced Driveは、セーフティセンス2.5+にアドオンされる形で成り立っている。

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2021年4月19日の社会記事

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