
COCOAの最新バージョン(1.2.2)では、Android版で通知を受けられなかった問題を解消した他、iOS/Androidの両方でアプリの利用日数が初期化される問題について改善を図ったとしている。
厚労省は同日、不具合の解消のために行った動作検証の具体的な内容を発表した。不具合の速やかな解消に向け、内閣官房のIT総合戦略室と厚労省からなる調査チームも発足させた。
検証では、最新版のCOCOAをインストールしたAndroid端末13台とiOS端末10台を用意。さまざまな組み合わせで1mの距離で20分間近づけたままにした後、片方の端末で陽性登録し、もう一方の端末に通知が行われるかを確認した。
多くのケースでは問題なく通知できることを確認したが、Android端末13台を使って各端末の36時間後の状態も確かめたところ、7つのケースで通知が正しく行われないことが分かった。
通常、COCOAは米Googleと米Appleが提供するAPIと連携し、専用のサーバに登録された陽性者との接触に関する情報を、1日1回ダウンロードして接触の確認をしている。