
2013年の初日の出、どこで拝みますか? 日本には数多くの初日の出スポットがありますが、とにかく話のネタになりそうな旅に目がない我々大至急旅行舎としては、誰よりも早く、日本最速で「初日の出なう」できる場所が気になるわけです。それはいったいどこなのか?
国立天文台のサイト(http://www.nao.ac.jp/faq/a0106.html)にその答えがありました。
「日本の国土全体で初日の出がいちばん早い場所は南鳥島(みなみとりしま)で、初日の出の時刻は午前5時27分です」
ただし南鳥島は無人島かつアクセス手段がないため、ここで初日の出を見るのは現実的ではありません。
「人が定住している場所でいちばん早く初日の出を見られる場所は、小笠原の母島だと思われます。日の出時刻は午前6時20分です」
小笠原の母島は、人口約500人の小さな島。アクセス方法は、まずは東京・竹芝桟橋から定期船に乗って約25時間かけて父島へ行き、そこからさらに船に揺られて約2時間。島内には民宿やペンションが10数軒。
小笠原は亜熱帯に属するため年間を通じて暖かく、元日には日本一早い海開きも行われるとか。世界遺産・小笠原で日本一早い初日の出&日本一早い海開き……うーん、まさにネタ満載の2013年の始まりじゃないですか!
ただ、小笠原への旅をいまから計画するのはいささか厳しい。島以外ではどうか?
「北海道・本州・四国・九州でいちばん早く初日の出を見られるのは富士山の山頂で、日の出時刻は午前6時42分です」
元日に富士山頂?厳冬期の富士登山は過酷すぎて素人には不可能。じゃあ平地ではというと、「北海道・本州・四国・九州の平地でいちばん早く初日の出を見ることができるのは、千葉県の犬吠埼(いぬぼうさき)で、日の出時刻は午前6時46分です」とのこと。なるほど。
千葉・銚子の犬吠埼は初日の出スポットの定番ではあるけれど、関東圏の人ならわりと行きやすい。というわけで、小笠原の母島に行けない人は、元日の早朝に大至急、銚子の犬吠埼へ!めでたく結論も出たところで、それではみなさま、良いお年を……!(文/大至急旅行舎)