大丈夫なのか!? 絶滅危惧種の「営業職」 会社を支えてきた人の行き場探し(高城幸司) 

大丈夫なのか!? 絶滅危惧種の「営業職」 会社を支えてきた人の行き場探し(高城幸司) 
デキる営業マン、その身の振り方は?

筆者が勤務していたことがあるリクルート社は、営業の強い会社として世間的には有名です。確かに勤務していた10年以上前は営業職の社員比率は高く、競争が厳しく、鍛えられる環境であったように記憶しています。

その一方で、営業力の基本を底上げするために、各組織で人材開発が丁寧に行われる風土でした。

「伝説の営業」が本当の伝説になる時代

リクルート社内では、「ロープレ」と呼ばれていた、お客様と営業担当によるロールプレイング(role playing)で営業トークや立ち振る舞いなど、教育的な指導が頻繁に行われていました。会社にとって営業職こそ、経営基盤と言い切れるくらいの存在であったかもしれません。

ところが、状況は変わってきたようです。効率化に激しく取り組み、営業職がゼロに近い事業も出てきているとのこと。それでも、業績が維持、向上しているのは何故か? 営業職に代わる「売る仕組み」が構築されてしまったからです。

ある事業部門では取引先に受注端末を配布して、コールセンターを巧みに活用して売り上げにつなげているとのこと。営業職のよる訪問がなくても仕事が十分に舞い込む状態が構築できるので、営業ゼロに近い事業が運営できるのでしょう。もはや、10年前とは別の会社のような状態になっているといってもいいのかもしれません。

筆者はリクルート時代に「伝説の営業」と呼ばれた時代がありました。ところが、営業職が不在になれば、本当に伝説の存在となりかねません。それ自体はどうでもいいことですが、リクルート社で取り組まれているような、「営業職ゼロ」の取り組みが行われたときに考えてしまうのは、

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