転職サービスを提供するキャリコムは2024年7月30日に、20代~30代の若手ビジネスパーソンを対象に「やりたいこと」と「仕事」に関する調査結果を発表した。

就職活動をする中でやりたいことがあった人 29.3%

キャリコムでは、「やりたいこと」を仕事で実現できるということは仕事を続ける上での大きなモチベーションになるものであると考えており、今回の調査を行った。

調査では、「現在の会社・仕事に満足しているか」について質問した。「はい」が39.3%、「いいえ」が38.1%、「どちらでもない」が22.6%だった。

また、「現在の会社・仕事を選んだ際に重視したのはどのようなものであったか」を聞くと、最多は「待遇(給与や福利厚生など)」が38.1%で最多になった。次いで、「業務内容」は36.3%、「特にない」が25.7%、「企業の安定性」が23.9%、「事業内容」が19.6%となった。

続いて、「就職するにあたってやりたいことが明確にあったか」では、「あった」が29.3%、「なかった」は70.7%となった。

調査元では「そもそも『やりたいこと』が就職を決める時点でない、という方が数多くいることがわかりました」とまとめている。

次に、「やりたいことがあった」と答えた人に「やりたいことを基準にして仕事選びをしたか」と質問した。回答は「基準にした」が80.4%、「基準にしていない」が19.6%となった。

さらに、前述のグループに「やりたいことを現在、仕事にできているか」を聞いた。「ある程度できている」が最も多く50.0%、次いで「できている」が33.3%で続いた。「あまりできていない」は9.0%、「できていない」は7.7%だった。

最後に、前項の質問で「できている」「ある程度はできている」と回答された方に「やりたいことを仕事にした結果、どのようなことを思うか」と質問した。

回答は、1位が「仕事の成果が出しやすく職場でも評価されやすい」で47.7%、2位が同率で「辛いことも好きだから頑張ることができる」で40.0%、「価値観の合う人が多く、職場の人間関係が良い」で40.0%という結果になった。

この調査は2024年7月1日~4日にかけて、20代~30代の会社員男女331人を対象にインターネット調査を行った。モニターは日本ビジネスリサーチから提供を受けた。

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