「就職活動の過程が評価されたスカウト」が届くというユニークな視点から生まれたダイレクトリクルーティングサービス「ABABA」を展開する株式会社ABABAは2024年8月30日に、「就職活動に関する親と子の意識調査・比較」の結果を発表した。

就活への関与の意識などを聞いた今回の調査結果では、子世代が親に就活に関与してほしい理由は「自分で決断するのは不安だから」が58.7%。

親世代が子どもの就活に関与したい理由は「子どもの考え、意識を知っておきたいから」が63.0%と、それぞれ最多になった。

一方で、子世代が就活に関与してほしくない理由は「自分の就職先は自分で決めたいから」が44.1%、親世代が就活に関与したくない理由は「自分のことは自分で決めてほしいから」が74.7%という結果が出ている。

親に関与してほしいこと「企業が行う就活説明会や講座に参加」36.8%

調査でははじめに、「就活について、親に関与してほしいか」子世代に質問すると、「就活状況について把握しておいてほしいし、サポートしてほしい」は51.7%で、「就活状況を把握していなくても構わないし、関わらないでほしい」は48.3%で、関与を求める意見がわずかに上回るも五分五分だ。

一方で、「子どもの就活にどれくらい関与したいと思うか」親世代に聞くと、「関与したい。就活状況を把握したいし、サポートしたい」は51.3%で、「関与せず、子どもの意思に任せたい」48.7%で、やはり関与したい意見がわずかに上回るも半々という結果になった。

上の質問で「親に関与してほしい」と答えた子世代に理由を聞くと、「自分ひとりで決断するのは不安だから」が58.7%で最多。親世代には、就活に関与したい理由を聞くと、「子どもの考え、意思を知っておきたいから」が63.0%で最多だった。

また、どのように関与してほしいか/関与したいかを聞くと、子世代は「企業が行う就活説明会や講座に参加してほしい」が36.8%、「大学の就職説明会や講座に参加してほしい」が35.5%、「大学の保護者面談や三者面談に参加してほしい」が32.3%だった。

調査元は「自身の就職活動に親にも本格的に参加してもらい、就職先の選定を失敗したくないという想いが見受けられます」と指摘する。

親世代がサポートしたい内容は、「今の就活の事情を学ぶため子どもが通う大学の就職説明会や講座に参加したい」が38.3%。次いで、「子どもの就職先を調べるため、企業が行う就活説明会や講座に参加したい」が33.8%、「子どもが通う大学で保護者面談や三者面談に参加したい」が29.2%だった。

一方で、「親に関与してほしくない」と答えた子世代に理由を聞くと、「自分の就職先は自分で決めたいから」が44.1%、「親に決めてもらうようで恥ずかしいから」が24.8%、「親に口出しされることが煩わしいから」が20.0%だった。

親世代が関与したくない理由では、「自分のことは自分で決めてほしいから」が74.7%と多数を占めた。

なお、調査は2024年8月14日~24日、「2023年度卒業・2024年度卒業予定」の就職活動経験者300人と「2023年度卒業・2024年度卒業予定」の就職活動経験者の子どもの親300人の合計600人を対象にインターネットで行った。

編集部おすすめ