欧州、米脱退表明「残念」=EU外相は再考求める―領空開放条約

 【ブリュッセル時事】独仏伊など欧州11カ国は22日、トランプ米政権による領空開放(オープンスカイズ)条約脱退表明に対し「残念だ」と遺憾を示す共同声明を発表した。欧州・大西洋の安全保障における条約の重要性を訴え、「われわれは条約を履行し続ける」と強調した。

 11カ国はいずれも条約締約国。声明ではロシアの条約違反への米国の懸念は「共有する」と指摘。「ロシアに(飛行)制限解除を求め続ける」とも述べた。

 また欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表(外相)も22日、米国の脱退表明は「残念だ」とする声明を発表。「脱退は別の締約国の履行問題に対する解決策にはならない」と語り、米国に再考を求めた。

 一方、北大西洋条約機構(NATO)は同日、大使級の会議で対応を協議した。事務総長は声明で「選択的な履行は条約を傷つけた」とロシアを非難。米国を条約に残留させるため、ロシアに早期順守を働き掛ける方針を示した。 

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