【ブリュッセル時事】北大西洋条約機構(NATO)は4日、ブリュッセルで緊急の大使級会合を開き、ロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏に対して旧ソ連の軍用神経剤「ノビチョク」系の毒物投与があったと確認された問題を協議した。終了後に記者会見したストルテンベルグ事務総長によると「ロシアは答えなければならない深刻な疑問を抱えている」という認識で一致した。
公平な国際調査のため化学兵器禁止機関(OPCW)と全面協力し、ノビチョクに関する情報をすべて開示することもロシア政府に迫った。
ストルテンベルグ氏は「全加盟国が結束してこの攻撃を非難した」と説明。「深刻な国際法違反であり、国際的な対応が求められる」とも強調した。
会合では、ドイツが各国に状況を報告した。ドイツは、意識不明となってベルリンの病院で治療中のナワリヌイ氏からノビチョク系神経剤の証拠を確認し「殺人未遂」と断定した。