猛烈な風、木造家屋倒壊恐れ=「勢力大きく違う」気象庁厳戒―台風10号

       

記録的な勢力で九州、沖縄に接近を続ける台風10号。昨年9月の台風15号では強風で大きな被害が出たが、気象庁の中本能久予報課長は「勢力が大きく違い、それを上回る」と強調。最大限の備えを促した。

沖縄と奄美は6日、最大瞬間風速70〜85メートルと予想される。竜巻や突風の強さを示す「日本版改良藤田スケール」によると、80メートル近くでは木造住宅が倒壊したり、鉄筋コンクリート住宅でベランダの手すりが変形したりする被害が生じ得る。

太平洋側では湿った空気が入りやすい東、南向きの斜面などで、10号接近前から大雨となる所がある。九州南部は7日午後6時までの24時間予想雨量が最大800ミリに達し、平年の9月分の雨量の倍近い雨が数日間で降る恐れがある。

国土交通省の高村裕平河川環境課長は「河川の能力を超えるような雨量も予想される」と指摘。大きな川でも氾濫の恐れがあり、ハザードマップを確かめ、避難に備えるよう呼び掛けた。

波や潮位にも警戒が必要。沖縄や奄美、九州南部では10号接近時、10メートル超の高波が見込まれる。気圧の低下や強風で潮位が上がりやすくなるため、満潮と重なれば記録的高潮の恐れもある。

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2020年9月4日の社会記事

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