第10管区海上保安本部(鹿児島市)は4日、鹿児島県・奄美大島西の東シナ海で遭難したパナマ船籍の貨物船「ガルフライブストック1」(1万1947トン)について、新たに男性2人を発見したと明らかにした。うち1人は奄美大島に搬送後、死亡が確認された。海保は乗船していた外国人43人のうち残る40人の捜索を続けたが、現場海域には台風10号が接近しており、一時中断した。
同本部によると、死亡した男性は同日午前6時半ごろ、奄美大島沖で意識不明の状態で漂流しているのを同本部の巡視船が発見した。付近の海上ではその後、同船の積み荷とみられる牛の死骸や救命胴衣1着が見つかった。
午後2時55分ごろには、同県十島村の小宝島の島民から「海上にオレンジ色のボートが見える」と通報があり、駆け付けた巡視船が乗組員のフィリピン人男性(30)を救助した。意識はあり、自力歩行が可能という。